60 過去 ページ13
Aが刀を持ち始めて3年がたとうとしていた
ラッキールウ「今日も修行頑張ってるねー
Aちゃん」
「ルウさん！こんにちは！
………………って、船にあるお肉、全部食べ尽くさないでくださいね」
ラッキールウ「食べねぇよ
生意気なガキだなー」
ラッキールウは、Aより後に入団したクルーだ
船にある肉を全部食べ尽くしてしまうのでは、と心配するくらいいつも肉を食べている
とてものんきな性格だが、ピストルの腕前は誰もが認めるほどで一目置かれる存在だ
ヤソップ「Aちゃんの邪魔してんじゃねーよ！新しい肉焼けたぞー」
左手に大きな骨付き肉を２本持ち、右手に銃を持って甲板に出てきた彼
銃を持っている、ということは今から練習をするのだろうか、それとも手入れか
ヤ「もう1本は、Aちゃんの！」
「やったー！ヤソップさんありがとう！いただきまーす」
ヤソップも同じく、Aより後に入団したクルーだ
シャンクスが言うにはヤソップの銃の腕前はこの船1なのかもしれないという
副船長より上の人がいるなんて、と最初は信じられなかったがヤソップさんが初めて戦った瞬間を見た時、確かに納得した
「そういえばシャンクス、この刀、もう私には合わない気がする
なんていうか、軽すぎるっていうか」
日陰で休んでいたシャンクスは、Aの声で目を覚ますと立ち上がり刀を掴んだ
シャンクス「この刀も安かったからなー
俺から見てみればおもちゃみたいなものだ」
「えっ？！この刀は本物だって言ってたじゃん！」
Aもまだ子供
最初は木刀から始まり、初めて買ってもらった刀はそこら辺の島に売っている安くて軽いものだった
その後に買ってもらった2本目も安いもの
3本目にやっと、ちょっと高級な刀を買ってもらえたと思ったのに、まさかそれも安いものだったなんて
「次こそ、本物にしてよね！！」
シ「バカか！安い刀って言ったってたけーんだよ！」
そろそろ黒刀を与えるべきなのか、と悩むシャンクス
安い刀でも覇気を使えたら長持ちするんだがなぁ
考えていると、副船長が小声で「持たせてあげるだけならいいんじゃないか」と言うので試しに黒刀を持ってきてみることにした
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作者名：りっちょーん | 作成日時：2018年1月14日 1時
