7話 ベッキョンside ページ9
最近見つけた自販機で飲み物買おうと思ったけど好きなのがなくてしかたなく苺みるくを買って飲もうとストローをさしてたら自販機の前に気配を感じて見るとかわいい…いや、”美しい”と例えたくなるような女の子が苺みるくのボタンを押しかけて止まっていた。あの子はたしか皆が変わってる、おかしいとか言ってた子か…見た目は皆よりはるかに美形だしどうなんだろうか。あ！まさかあの子苺みるく飲みたかったけど売り切れてたみたいな感じなのかな？やべ、ラスイチ買ったの俺じゃん…
『あちゃー、苺みるく飲みたかった？』
とっさに俺は彼女の肩を叩いて話しかけていた。
『あ、俺ビョンベッキョンね！覚えね！ほい、これストロー刺さってるけど飲みかけじゃないからね？あ、口はつけちゃったかも！なんちゃってww』
多分俺は絶対今マシンガントークになっている、この子間近で見るとますます綺麗だし、しかも俺より小さいから上目になってて子猫って感じになってる....やばい、どタイプだ。
『Aちゃんでしょ？有名だよ〜、あ、俺ね年上だけど入ったのは最近でボーカル側だから会ったことも見たこともないよね？俺もねSMTOWNで先輩とコラボするんだよね〜、これからリハとかで会うかもだから覚えといてね(^^)また話しかけるから、んじゃね！』
ますます俺はマシンガントークになっちゃっていて、気づけば俺をじーっと見つめている彼女にドキドキしていた。
黙ってるけど引かれちゃったかな、あー、俺なにしてんだよ！初対面だぞ初対面。最初から印象悪すぎかよ…
そう思いながら歩き出そうとすると
A「苺みるくありがとうございます…これからよろしくお願いします」
って後ろから言われた。絶対今後ろ振り返ったらまた話しちゃうから振り向かずに手だけふっといた。あー、また会えないかな…
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作者名：ゆかみん。 | 作成日時：2016年3月29日 22時
