-実況者- 【私が必要なんでしょ？】② (ページ9)

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『俺さ』

キヨは私を抱き締めて話す

『ずっとAのこと考えてるよ、』

そういって私から離れるキヨ、

何でそんなこと言うの？

もう付き合ってるかないか、わかんないよ。

「つきあって…ないよね？私たち」

私が確認をとると

『えっ？』

キヨの驚いた反応と同時にリビングの扉が開いた。

レ「…また泣かせたの？」

そこにいるのはレトさんで、

レトさんは私の腕を掴んで

「キヨくんにAちゃんは勿体無い、」

そういって外へと連れ出した。

ﾀｯﾀｯﾀｯ

「はぁ…はぁ、」

『ごめん、Aちゃん』

たまたまキヨくんに用があって鍵空いてたから…と話すレトさん

キヨさっき私が確認したら驚いた顔してたもしかして、ほんとは付き合ってたんじゃ…

「れ、レトさんもしかしたら私キヨと付き合ってるかもしれn…」

『また騙されたいの？』

そう呟くレトさんは寂しげで、

騙される…？

『だって、Aちゃんが離れたら嫌だからああやって束縛してるんでしょ？』

『付き合ってたら最初から俺たち付き合ってるよな？って確認だってするし、』

『それに…Aちゃんが泣いてること俺もうみたくない…』

レトさんはそういうと苦しそうな顔で私を抱き締めた。

もし、本当に付き合っていたら

最初から私がこんな勘違いをするはずがないってこと？

私が離れるのが惜しいからキヨは繋ぎ止めるために束縛したってこと？

レトさんはそう言いたいの？

でも私あの時のキヨの顔忘れらんないよ…

だって、驚いてたんだから。