-実況者- 【私が必要なんでしょ？】② (ページ23)

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『めっっちゃおいしい！！！！！』

フォークとスプーンやし可愛いね、と形まで褒めてくれるレトさん

「よかった…」

『まぁAちゃんの作ったものなら焦げてても食べるけどね笑』

「焦がさないです！！！！」

『あははっ、』

雑談しながら移動して着いたのは、水族館だった。

「え、、いいんですか？」

『え？いいんですか？ってどゆことｗ』

「いや、有名人と水族館なんか！」

『馬鹿にしてるやろｗ』

「ふ、ふふーん」

わざとらしく私は先を歩く、後ろからはおい！と笑いながら追いかけてくるレトさん

入場券を買い、見てまわる

「レトさん！見て！エイ！」

『わ、でけー！』

「スゴい乗りたい！」

『乗りたい!?』

「レトさんキン○ラーいるよ」

『ほんまや、でもうちの子の方が可愛いわ』

「ｗｗ」

大体見てまわった頃水族館の近くにあるシーパラダイスレストランというところに来た。

「かわいい～」

個室もありお店の内装は海の中のようなレストランはすごくロマンチックだった

『凄いよ、サメ肉バーガーとかある！』

「え、どれどれ」

お互い食べたいものを注文し、すぐに料理が運ばれてきた。

「ん、おいしいよこれ！」

私は自分が頼んだ料理を指差した

『俺のは微妙ｗ』

「え、」

『ほら、食べてみ』

自然とあのときのようにあーんをしてくるレトさん

「うん、確かにｗ」

でしょー？と笑うレトさん

ああ本当にデートしてるんだなぁ、

食事も終えて少し休憩していると

『Aちゃん』

レトさんは私を呼ぶ

「はいはいなんですか～？」

『目瞑って～』

言われた通りに目を瞑る、何だろう…？

いいよ、という声で目を開けると目の前にはイルカのぬいぐるみがあった

「え！？」

『欲しかったでしょ？』

私がほしいと思っていたぬいぐるみをレトさんは買ってきてくれたようだ。

「え、え、嬉しい！！！！」

『よかった笑』

レトさんは満面の笑みで笑うと、私の手を握る

「？…どうしたの？」

私の手を握るレトさんは優しく微笑んだまま、だけどどこか苦しそうな顔で

『キヨなんかやめて、こっち…おいで？』