-実況者- 【私が必要なんでしょ？】② (ページ21)

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ゆっくりと顔を近づけて目線を合わせるキヨ

まって、なに、

なんなのこの状況

顔に熱が上るのがわかる、いつもより瞬きを何回もする

『ほんと、お前って可愛いよな』

と優しい声で冷たい手でゆっくりと頬を撫でる

「っ、…」

『…やっぱお前のこと好きだわ、』

そういって首筋にキスを落とす

緊張や恥ずかしさ、戸惑いで声が出ずに固まっていると、そっとキヨは体を離し

『ガキは早く寝ろよ、バーカｗ』

とわしゃわしゃと私の髪を撫でて去っていってしまった。

私はその場にへたりと腰を下ろした

「な、なんなの…！？」

唇が触れられた首筋は妙に熱を持っていた。

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kiyo side

ったく、ガッチさん早く介抱してくれねぇかな…

俺はガッチさんと話しながら横目でAをみる

フジと楽しそうに話しているAはすごく楽しそうで、

俺が隣にいたいのに

焦る気持ちを押さえてフジがどこかにいくのを待つ

料理が来たと同時に介抱された俺は、空いた席に腰を下ろす。

お寿司を一口食べたAは固まっている

ん？どうしたんだ？

俺が肩を叩くといきなりAは俺に抱きついた

えっ、

美味しい！と喜ぶAはすごく可愛くて理性が振り切れそうになる

冷やかす奴らを黙らせる。

大分時間がたったころガッチさんのお開きだね～という言葉を合図に解散する。

Aを任された俺は内心よっしゃ！と喜んだ

寒い道を二人で歩く、何か…話すことねぇかな

雑談をぽつりぽつりとして、マンションにつく

ああもう別れか、

内心まだ傍にいたいのに…と思いつつもまだ我慢だ、と自分に言い聞かせる。

俺が別れの挨拶をするとAはいつもとは違って寂しそうな顔で話す

もうなんなんだよ、そんな顔すんなよ、

見上げたAの顔を見た瞬間俺の中で沸々と欲がうまれる

彼女の肩を押して壁におしやる

顔を赤くして照れる彼女はすごく可愛くて、

ああやっぱこいつのこと好きだわ…

キスをしたい抱き締めたい今すぐにでも…

気づいたときには彼女の首筋に唇を落としていた

そんな気持ちをなんとか抑えて何もなかったかのようにその場を去る

我慢、我慢しろ俺。

次彼女と会ったら、俺はこの欲をおさえられるのだろうか？