-実況者- 【私が必要なんでしょ？】② (ページ16)

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顔をあげるとレトさんはぷいっと顔をそらす

「えっ？」

私が疑問の声をあげると

『ごめん、可愛すぎ。』

と口元を抑えた

私は何故かそれがすごく嬉しくて、自然と口角があがってしまう。

『家まで送ってく、』

「ありがとうございます笑」

家に到着し、挨拶をして解散をした。

レトさんって照れるとあんな感じなんだ…

意外と可愛いんだなぁ～

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fuji side

最近キヨの様子がおかしい、ある日を境にリアクションもしない何をしてても無表情。

ゲーム実況中は楽しそうにしてるけど、何だか変な感じがする。

俺はAちゃんにlineをして会う約束を取り付けた。

当日Aちゃんに会うと凄いくまだった、

痩せ細っていて、何か悩んでいるんだなって一目で分かる。

話を聞くとキヨとレトさんと揉めたらしい、

いや、実際には巻き込まれた…かな？

だからキヨは元気がないのか…

それにしてもAちゃんは鈍感だ

どう考えてもレトさんはAちゃんが好きだ、

はぁ…まじか、またライバルかよ

内心ため息をついていた

キヨだけでも手強いってのにレトさんまでくるなんて、

俺の前でココアを飲むAちゃんを見て思う。

まぁ、仕方ないよな本当に凄く可愛いし、中身も…きっと素敵なんだろう。

俺は悩んでいる彼女が可哀想で、提案をした。

すると彼女は、そんなことしていいのかって表情で

ほんと、お堅いなぁ…

Aちゃん俺のためにもそうしてよ。

なんとか言い聞かせると来たときより和らいだ表情で安心した。

にしても問題はキヨだ

どれだけ連絡しても返信の一つもないらしい、

ったく、アイツなにしてんだよ…

俺はAちゃんと解散した後、キヨに連絡をいれて今すぐ会う約束を取り付ける。

何でこんなお世話俺がしなきゃいけないんだか…

キヨの家に到着し、インターホンを押すと気だるそうな顔で玄関を開けた。

キ「んだよ、こんな時間に…」

「お前Aちゃんからの連絡無視してるんだって？」

ﾋﾟｸｯと反応するが何事もなかったかのように対応するキヨ