-実況者- 【私が必要なんでしょ？】② (ページ13)

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レトさんが私を好き…？

『気づいてないの！？』

「は、はい…」

ボーッとしながら答えるとフジさんは笑いながら話す

『ほんっとに鈍感なんだね笑』

「そうですか？」

うん、と頷くフジさんは「だって、俺のときも驚いてたし、普通気づくでしょ笑」と笑った。

「でも私どうしたら、」

『んーそうだなぁ、』

フジさんは珈琲を一口飲んで

『一旦皆の気持ち把握しとくのもありかもね！』

皆の気持ちを把握？

『今キヨに無理やり話聞いても意味無いだろうし、皆の気持ちを把握して』

フジさんは私の手を握る

『自分が本当に傍にいたい人、見つけたらどうかな？』

ニコッと笑う

ﾄﾞｷｯ

不覚にも手を握られてドキドキしてしまった

「あっ、ぇ…そ、うですね！」

『あれ？今ドキドキした？』

「してないです！！！！！」

『ははっ、嘘だって笑』

私とフジさんはその後映画を見に行って解散した。

フジさんの言う通りだ、一回リセットして考えてみよう。

それからまた暫くバイトが続き、私は忙しい日々を送っていた。

店「もうそろそろクリスマスねぇ～」

「ですねぇ、店長は誰と過ごすんですか？」

店「ワタシ!?仕事よ！仕事！」

「えぇ～ww」

店長は仕事が恋人なの！というと逆にAちゃんはどうなの？と問いかけた。

「私も仕事が恋人です！」

店「駄目！ちゃーんと彼氏と過ごしなさい！」

「そんな人いませんよ～」

私と店長が話をしていると突然割って入る声が聞こえた。

『すいません～ちょっといいですか？』

店長と私が同時に声の方へと顔を向ける、

『Aちゃん、仕事終わりに…ちょっとええかな？』

レトさんがいた。