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#8 ページ9
食べていると女は急に謝罪を始めた。
しかも今にも泣きそうな顔 消え入りそうな蚊のような声で、
正直あのとき尻餅ついたのは突然殴られて吃驚したからだ、
っていうか普通に生きてて殴られるわけないからそりゃ驚く、
だから傷も痣もできていない
そう、俺にとっては何でもなかったことなのだ 。
しかし目の前の女は、まるで一人の人間を殺めたかのように謝罪する。
それが面白くて、俺は我慢して笑いを堪えた。
俺の反応がないからか女は顔をあげて
間抜けな声を出す。
あっもうだめだ、
「…ほんとおもしれぇ奴だな！」
不服そうな女を宥めて俺は食事を再開した。
話そうと思ってたこと、忘れちゃったじゃねーかｗ
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作者名：さささ。 | 作成日時：2019年11月24日 22時
