-実況者- 【私が必要なんでしょ？】 (ページ40)

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レトさんに連れられてやってきたのは、和食屋さんだった。

「わぁ、雰囲気いいですね！ここ」

こんな近くに穴場があったなんて…と言うと、

『勿論ご飯も美味しいから期待してよ、』

とレトさんは笑う。

私たちは向かい合わせで座る、私はレトさんのオススメの料理と自分が気になっている料理を選んだ。

『そういえば、Aちゃんと出会ったのも食事の時だったね』

思い出すようにレトさんは言う。

「あの時は突然でびっくりしましたww」

『確かにwでも今ではこうやって二人で食事できる仲になれて嬉しいよ。』

食事をしながらレトさんと話をする。

「放送見てましたよ！レトさんって本当にゲームうまいんですね～」

『もう11年やってるしね～、それにフリーゲームだったから割りと簡単だったんだよ～』

「そうなんですね～…私ゲーム苦手で…」

『普段はどんなゲームしてるの？』

「シュミレーションゲームとか…ですかね」

『simsとか、牧場ゲームとか？』

「そうですそうです！」

『俺も好き！今度一緒にやろうよ！』

「是非！楽しみです！」

会話が盛り上がった頃レトさんのスマホが鳴り出した。

『ん？なんだろ…』

レトさんはスマホの画面を見てん？と顔を渋くさせた、

「どうかしましたか…？」

『ううんなんでもない！』

「そうですか…」

ちびちびとお酒を飲むレトさんの顔は考えているようで、何もないなんて嘘だとわかる。

『…Aちゃんさ、』

「どうしました？」

『キヨと付き合ってるの？』

「…へ？」