-実況者- 【私が必要なんでしょ？】 (ページ36)

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「はいっ！ということでね！キヨさん見事クリアです！」

『いぃやぁったあああああああああ！！！！！』

「レトルトさんキヨさんのプレイはどうでしたか？」

レ「この時間内にクリアできたのは僕のお陰ですからね！みなさん！」

『おいおいおいwww』

画面に写るキヨは楽しそうにレトさんと話している。

流れるコメントは応援や祝福の言葉ばかり、

(やっぱり有名なんだな…)

隣にいないキヨが画面の向こうで手を振っている。

少し寂しいような、遠い存在のような気持ちになった。

「さてさて！キヨさん！レトルトさん！次の方にバトンタッチをお願いします！」

司会者が指示するとカメラは移動し、生主の女の子が映された、

「ももにゃんさんです！！！」

も「こんにちは～ももにゃんです！頑張ります！」

「キヨさん、レトルトさん応援コメントをお願いします！」

『ぁ、あ！はい！ももにゃんさん頑張ってください。』

レト「コメントうっすwww」

レト「ホラーだと思うので、怖いときもありますが頑張ってください～」

「…はい！ということでね！お二人共コメントありがとうございます！ももにゃんさん頑張ってください！」

も「…はぁい！怖いときはキヨさんを頼りまぁす(๑ÒωÓ๑)」

そういって彼女はキヨの腕にしがみついた。

一瞬固まる空気、荒れるコメント、キヨの顔はひきつっていた。

うふふ～と笑う女の子はキヨを見つめている、

レト「…き、キヨくんモテモテじゃぁ～ん！」

『レトさんやめろって！！！』

レトさんの一言でハッとしたのかキヨは笑顔を取り戻し笑顔ではけていった。