-実況者- 【私が必要なんでしょ？】 (ページ27)

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#25 ページ27

『おーい、起きろ』

先程までとは違う優しい声のキヨが私を呼ぶ。

私はまるで今起きたみたいに、顔を声のする方へとあげる

「ん…」

『お、起きた』

よく寝た？待たせてごめんな、と

さっきまでの冷たいキヨは居なかったみたいに優しいキヨ

『腹減ったな、皆で飯いこうとしてんだけどどうする？』

飯いくから付いてこいとか、勝手に決めても良いのに

私に決定権があるみたいに私の意見を聞く

「何食べるの？」

『やきにく』

ほら行きたいだろ？と自信満々の顔で笑う

「食べる！」

驚かそうとガバッと起きる、がバランスを崩してキヨに支えられる

『馬鹿か笑あぶねぇーなー』

ほらおてんば娘いくぞ～と先に部屋を出る

こ「あ！Aさんも食事いきます？」

「いいですか…？」

こ「是非是非！奢りますよ！」

『っしゃぁ！こーすけが焼き肉奢ってくれるらしいから行こうぜー』

ヒ「やったあ～こーすけ太っ腹～」

キヨがこーすけさんと肩をくみ、ヒラさんはこーすけさんのお腹をぱん！と叩いた

こ「こら！ヒラ止めろって！」

フ「怒んな怒んなｗｗ」

こ「ごめんね、Aさん…こいつら酷くて、」

「だっ、大丈夫ですｗｗ」

『Aも笑ってるぞこーすけ』

こ「Aさん！？」

そんなこんなで私たち五人は個室の焼き肉やさんへと向かった。