-実況者- 【私が必要なんでしょ？】 (ページ18)

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#17 ページ18

kiyo side

Aをベッドに運んだ後、俺もしばらくしてそっと隣に寝転んだ

別に…

変なことする訳じゃないし、いいよな…？

自分に言い訳しながら後ろからAを抱き締める

『んっ…』

髪から香る優しい匂いに俺は目を閉じる

いきなりキスしてしまったこと、怒るだろうか？

眠たくなった頭で色々と考える。

俺好きだわ、お前が

さっきよりも少し強い力でAを抱き締めて眠る

早く諦めて、俺んとこ来いよ…

カーテンから漏れるあの光で目が覚める、

隣にはすやすやと眠るA

朝飯…作るか、

普段は料理なんてしない俺だけど、今日は好きな奴のために作る

柄にもないことをしている俺はまんまとフライパンで火傷する

「ｱｯﾂﾞ!」

馴れないことはやめたほうがいいことを思い知らされる

火傷のかいもあり、美味しそうなスクランブルエッグができた

先に味見として食事を済ませる

俺天才か…？

その味は予想の遥か上をいっていて食べてもらうのが楽しみになった。

しばらくするとAが起きてきて寝ぼけた顔に寝癖満載の姿で登場した。

すげえ寝癖ｗｗ

近付き朝御飯があることを知らせる、

寝ぼけているAは子供みたいで思わず頭を撫でてしまう

触れすぎ…か？

まぁいっか、と食事を済ませた後

俺はマリカーをするためセッティングする

.
.
.

何時間かしているが、全然勝てないAは

隣で絶望しながら喚いていた。

その姿があまりにも可愛くて、抱き締める

吃驚したのか小さく声を出す

俺がいや？と確認すると

嫌じゃないけど…とモゴモゴする

少しの沈黙の後彼女はいたずらに

『勘違いしちゃうよ？』

と笑う、俺は

「…していいよ、」

いや、してくれ

勘違い…そんなんじゃない、

俺が好きだって気づいてよ。

驚いた顔のAを尻目に俺は昼御飯を食べようと提案した。

焦らなくてもいい、

少しずつ確実に、

向き合っていきたい。