最強の癸【鬼滅の刃】 (ページ6)

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竈門炭治郎ページ6

｢それでなんの用かな？｣

｢えっと､鱗滝さんが...｣

｢鱗滝さん！？君は､鱗滝さんの事を知ってるのか！？｣

｢え､あ､はい｡というか､鱗滝さんは師匠､です｡｣

｢そうだったのか！鱗滝さんは元気にしてたか？｣

｢あ､はい｡鱗滝さんが炭治郎さんによろしく言っておいてって言われたので...｣

｢そうかそうか～良かった～｣

私の先輩ってこういう人だったんだ

あれ？

なんか鬼の匂いと音がする

炭治郎さんからかな？

でもちょっと違う

聞いてみようかな

｢あ､あの～｣

｢ん？どうしたんだ？｣

｢炭治郎さんから鬼の匂いがするような気がするんですが...｣

｢あぁ､君も鼻が利くんだね｡この鬼の匂いは俺の妹のだと思う｣

｢妹？｣

炭治郎さんの妹さん鬼になっちゃったのかな

でも､なんか不思議

炭治郎さんからは悲しいというより

やる気というか使命感みたいな感じがする

｢俺の妹は鬼にされたんだ｡でも､1度も人を食べたことはないんだ｡俺は､妹を人間に戻したいんだ｡｣

｢その妹さんに会わせていただけますか？｣

なんでだろう

いつもなら人の話には耳を傾けないのに

こういう話も全部流すのに

この事だけは放っておけなかった

もしかしたら

炭治郎さんといると何か変わるかもしれない

｢いいよ｡百聞は一見にしかず､だしね｣