【短編集】fisher's【リクエスト受付中】

モトぺけ【tearさんリクエスト】 ページ11

モトキ side (二人は付き合ってません)


モトキ 「ぺけってさぁ、好きな人とかいるの？」

ぺけ「え？何急に。いないよ、そんなの」

モトキ 「へ〜」

ぺけ「なんだよ笑」

モトキ 「別に〜」

俺はぺけたんが好きだ。もちろん伝える気はない。
ただぺけたんがずっとフリーでいることに安心している。

ぺけ「でも俺らも24だしね〜次好きな人できたら、絶対逃せないよね。確実に捕まえとかないと！」

モトキ 「…それ、ほんと？」

ぺけ「うん。え？なに、モトキは好きな人いるの！？」

モトキ 「あー……うん。実はね。」

いたずらに笑う。

ぺけ「うっそ！！俺の知ってる人？」

モトキ 「うん」

ぺけ「まじかぁ、意外だったわ。じゃあ逃しちゃダメだね」

モトキ 「うーん…ぺけは相手がどんな人でも告白する？」

ぺけ「なにそれ。そんなに可愛い人好きになったの？」

モトキ 「まぁ、俺にとっては可愛い人。今までの関係壊したくないし…告白しても付き合える可能性は皆無。」

ぺけ「へぇ〜。ちゃんと恋愛してるんだね。まぁ、俺なら告白するかな」

モトキ 「え？」

ぺけ「気持ちは変えられないし。ずっと友達でいるのもつらいじゃん、そういうの。俺はこれまでの関係がなくなるとしても、ずっと平行した関係は変えたいって思うよ」

モトキ 「そっか…じゃあ告白、してみようかな」

ぺけ「お、まじで！頑張って！」

モトキ 「うん。ぺけ。」

ぺけ「？なに？」

モトキ 「好き」

ぺけ「は？」

モトキ 「好きだよ、ぺけたん」

ぺけ「…俺を？お前が？」

モトキ 「うん」

ぺけ「……ほんとに？」

モトキ 「うん。気持ちは伝えたよ。大丈夫。返事求めてるとかじゃないから、聞いてくれただけで…」

ぺけ「なにそれ！！」

食い気味にぺけたんが叫ぶ

ぺけ「自分だけ言って満足とか、ないでしょ」

モトキ 「…え、だって返事わかりきって……」

ぺけ「…俺も好きだっていうかもしれないじゃん」

ぺけたんはちょっと涙目になっている。

モトキ 「……うそ」

ぺけ「うそなもんか。好きだよ、俺も…、好きなやついるって聞いて、たった今諦めたつもりだったのに…」

モトキ 「…うれしい、まさか、こんなことになるなんて！」

ぺけ「俺も驚いてるよ、ばか」

まさかの展開に頭が追いつかない。
自然と涙がでてくる。

モトキ 「…絶対幸せにする！」





終わり謎か。…あ、いつも通りでした。

tearさんリクエストありがとうございました！

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