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ホテルフロントにて
「4:25…
全く、5分前行動は基本中の基本だというのに…」
「準備に手間取ってるんだよ、」
「…堅苦しいのは落ち着かねぇな。」
1番初めに来ていたのは、
飯田、緑谷、轟だった。
「早いな！！」
「どう？俺イケてる！？」
「うるせェアホ面。」
「ひでぇ！？」
続いてエレベーターから、
切島、爆豪、上鳴。
「あとは……女子たちだな…」
上鳴は、とても嬉しそうにそう呟いた。
「…キメェ。」
「ひでぇ！？
え、男子の夢だろ！！？
なぁ緑谷！！」
「え、僕！！？」
とばっちりを受けた緑谷は、
慌ててふためいている。
そのとき、
チーン
「ごめんねみんな、」
「こんな綺麗なドレス、
落ち着かないわ、ケロケロ」
「耳郎さん、
ドレスで前に出るのは2回目ですのに…」
「ヤオモモは慣れてるだろうけどさ？
ウチこんな格好しないし……」
そう話す女子たちの背景には、
心なしか花畑が見える。
「………何度見てもいいな！！」
「に、似合ってるぜ！！」
「うむ！！」
「ありがとう、切島ちゃん、飯田ちゃん、」
「俺は！！？」
・
・
しばらくフロントで待っていると、
ウィーン
自動ドアが開き、
「あ、いたいた、」
「な、」
「あ、」
「い、」
「か、」
「み…！？」
「やっぱりドレスは慣れないな…」
そこには、
軽くメイクをして、
美しさがいつにも増した藍上。
それに加え、
ドレスは水色の、
身体のラインがくっきりと見えるデザインだ。
「…藍上、だよな…？」
「…藍上ですけど。」
「Aちゃん……
めっちゃ綺麗やわ……」
「待って、隣に並びたくない…」
「素敵ですわ藍上さん！！」
「とっても綺麗だわ、Aちゃん。」
「みんなも素敵だよ、
私は着飾っただけだし。
さあ、出発……
………え、何。」
驚くのも無理はない。
ほぼ全員の男子が、
固まっていたのだから。
「……どしたの」
しばらくすると、
「…あ、よ、よし、行こう！！」
「そ、そそそうだな！！」
切島と上鳴の声で、
やっと動き出した。
「……うん、行こうか。」
藍上本人はわかっていなかったようだが、
美人のドレスアップした姿の破壊力は、
やばいのだ。
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夢桜(プロフ) - とても感動しました…！！夢主さんは友達に恵まれていますね！！ (2019年8月22日 9時) (
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作者名：ミナ | 作成日時：2019年8月17日 12時
