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15分前
【管理室】
「ここか……」
今まで下っぱの敵はいた。
でも、黒幕らしき強い敵はいなかった。
「……わかりやすく呼び込まれてるよな…」
「……だからといっていかないっつー手はねェ。」
「…うん、」
僕たちは構えながら、
ドアノブを素早く回し、
シュタ
管理室へ入った。
でも、攻撃は飛んでこない。
誰かがこちらに背を向けて、
パソコンを見ていた。
「Mr.Washington！」
僕たちの大きな目的であるMr.Washingtonが、
気絶させられ、
椅子に縛り付けられていた。
僕は急いでMr.Washingtonをほどき、
僕たちで囲むようにして構えた。
そして、恐らくの黒幕を睨んだ。
すると、
パチ
パチ
パチ
「よくぞここまでいらっしゃいましたね、
雄英高校の皆さん、
いや、
藍上Aのご友人方、
というべきですかね。」
藍上さんを知っている…？、
『…恐らく、私の情報が敵側に漏れてる。』
藍上さんの予測は当たっていた。
「…藍上が狙いか。」
轟くんが低い声でそう尋ねると、
「フフッ」
敵は、鼻で笑った。
「私は別にあんな女、
微塵の興味もありませんよ。
ただまぁ……
その藍上さんを敵視する輩は
少なからずいましたからねぇ、
いわば、
藍上さんを潰そうと持ちかけたら、
快く協力してくれましたからね、」
さっきの女の人だ…！
「あの鏡女…！」
「くそッ、」
轟くんがドアノブに手を伸ばした。
けれど、
「っ、開かねぇ…！」
「それはそうですよ、
わざわざ罠にかかったねずみを、
逃がすわけないでしょう？」
「……てめェの目的は何だ。」
「いいでしょう、教えて差し上げましょう！！
私はねぇ、
ヒーローが憎い！！
ヒーローを目指す奴が憎い！！
ヒーロー志望で
特別扱いされている奴が憎い！！！
個性や才能に恵まれず、
ヒーローという夢は
崩れていった人々もいるというのに！！
なぜだ！
なぜ才能がある奴にしか、
個性に恵まれた奴にしか、
ヒーローになれない！！？」
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夢桜(プロフ) - とても感動しました…！！夢主さんは友達に恵まれていますね！！ (2019年8月22日 9時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2019年8月17日 12時
