新たな1歩【神の力を持つ少女特別編】 (ページ27)

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「そんな…」

「……だから、

さっきみたいなザコ敵だけじゃない。

………黒幕がいる可能性があるってことを

忘れないで。」

「…ああ。」

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一瞬だった。

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「っ！？」

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「は…？」

「なっ、…」

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「あっぶな……」

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私の顔のすぐ横に向かって、

ナイフが飛んできた。

「った…」

「大丈夫！？」

拭ってみると、

かすり傷が頬にできていて、

血が垂れてきていた。

「…避けられるなんて残念だわー、

あなたの顔、

ボロボロにしてあげるつもりだったのに。」

キラッキラに着飾った派手な衣装。

濃い化粧。

甘ったるい香水の匂い。

「いきなり何……」

「オラァ！！」

爆豪が隙を見て攻撃を仕掛ける。

…でも、

「……………ねぇ、ドレス汚れたじゃない。

どうしてくれるの？」

「なっ………」

避けた。

……速い。

圧倒的スピード。

「ねぇ、藍上Aさん？」

不意に名前を呼ばれ、

「あなたって綺麗な顔してるわね。」

嫌な汗が出てくる。

「そういうの、

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…………………………ホーント、気に入らない。」

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