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岩｢……お前は……いや…んーー｣
岩泉さんは険しい顔をして腕を組んだ
……………？
今は自分でもビックリするくらい落ち着いていて
もう何を聞かれても、答えようと思っていた
だからすごく悩む岩泉さんが少し不思議に見えた
花｢…俺も考えてる事同じかも｣
すると花巻さんが気まずそうに小さくそう呟いた
……なんだろう
花｢多分だけどね。ん〜…聞き方が難しいんだよな
……なんというか…｣
花巻さんも難しい顔をしていた
岩｢…まあいい。聞く。
その許婚だが、断ることは出来なかったのか？｣
岩泉さんはなにか決意したようにそう聞いてきた
……何が聞きにくかったんだろう
正直そんな事か、と思ってしまった
｢…断る事は出来、ます
………だけど…｣
智さんも言ってくれた
"若いんですから"
"断っても大丈夫"
岩｢…親か｣
岩泉さんが小さく呟いた
……合ってるには合ってるけど…
｢私に父母はいません
…その代わりに今の家の人が私を拾ってくれて、ここまで育ててくれました｣
花｢…｣
……言い方がおかしかったかな
花巻さんも岩泉さんもまずいことを聞いたように顔を顰めたけど、ハテナも浮かんでいるようだった
｢…私は小さい頃に捨てられたんです
だから本当の親はいないんです｣
話題も話題だから、何となく空気が重くなりつつある
私はできるだけ気まずくならないように、笑顔で話した
別に気にしてることではないし。
｢…ここまで育ててくれた今の親代わりの方々が決めた事を、拒否するのはなるべくしたくなくて…｣
そう言うと、花巻さんが気まずそうに笑顔で納得していた
岩｢…お前は、苦じゃないのか｣
そう言われて何故か胸が跳ねた
……苦、か。
｢……苦ではないです。彼もいい人でしたし
……………ただ、言えないだけです｣
よく考えたらそうなる
彼はいい人で、将来共にすると考えても嫌ではない
｢…一番初めに伝えたかったんです……
そんな事を考えなかったとしても、牛島さんにすぐに伝えられていたかわからない｣
笑顔を作るのがだんだんと苦しくなってくる
｢…私の中でその時間も大切で、楽しかったから｣
吐き出す事でまた改めて苦しくなった
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PUPU(プロフ) - こんこんさん» ありがとうございます(´；ω；｀)期待に応えられるよう頑張ります！！！ (2019年4月11日 8時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
こんこん - こんばんは、PUPUさん！初コメ失礼いたします！この作品、とても面白いです！夢主ちゃんに波乱の展開が…！？もう、すっごく楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2019年4月10日 23時) (レス) id: e238538397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PUPU | 作成日時：2019年3月30日 15時
