ちょっと変わった出会いから 8 【HQ】 (ページ34)

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休み時間とかもよく先生に呼ばれているし、何かやることがあるのかよく二人で話してたりする

実行委員って大変だ。

.

やっぱりうちのクラスは遅いみたいで、担任の授業が文化祭の準備って事になった

準備…って言うよりもう自由時間だ…

『神崎は寝るなよ〜』

軽くそう声をかけると先生もなにか作業に取り掛かっちゃったり、教室を出ちゃったり…

そう、そして神崎さんは寝る。

『即寝』

別の友達がすごい笑ってても気にせず眠りについている

『うちらはいつもの小道具でも作っていよ〜』

神崎さんがいるからいつも私の席の近くに集まってるのかと思ってたけど…

私が少し驚いていると彼女達はハテナを浮かべながらもニコニコしていた

『あたしさ〜昨日やばいもん見たんだよね』

なんだかんだ手は動かしながらそう話し始めた彼女達に耳を傾ける

『アイツと、友田と神崎が一緒に帰ってたんだよ』

すると他の子達も驚くように声を上げていた

『んで、アイツが離れたら一気に解散しててまじでウケたわ〜』

そうなんだ…

って…誰も神崎さん送ってないの…！？

私だけ無理に…

するといつの間にかみんなから視線が集まっていて、ハッとすると声をかけられていたみたい

｢帰りにみんなで遊んで……｣

軽く昨日のことを話すと彼女達は納得したように頷きながらも笑い始める

…？

『だから最近そんな怪我いっぱい作ってんのね』

…。

めちゃくちゃ恥ずかしい。

私が少し苦笑いを浮かべると彼女達は私の頬を突っつき始めた

『かわいい〜〜』

恥ずかしい……

『おい』

すると急に隣から声が聞こえてきて、なにか感じる人影に一斉に私たちはそちらに目を向けた

黒｢話してないで手を動かそうね。お姉さん方〜｣

その声に思わず胸が跳ね、私は目が合う前に別のとこに視線をずらした

生憎黒尾くんは彼女達の方をニコニコと見ていたから助かったけど…

『動かしてますけど〜〜？ほら？』

そう言って出来上がって机に広がっていたものを指していた

黒｢お前らが作ったやつじゃなくてこれは星野さんが作ったやつですよね〜〜？｣

ふと呼ばれた名前にまた胸が跳ねる

…もう、私が意識しすぎなんだろうけど…

苦しい。近くにいるだけでも…