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『お、星野、友田おはよう〜』
少し早めに来た先生と教室の前でちょうど一緒になった
『別のクラスにいるの珍しいなぁ』
笑いながらそう言う先生と手を振りながら自分の教室に戻って行った友くん
｢…友達の友達みたいなきっかけで｣
夜久くんの友達…だったからだよね
そう言うと先生は納得しながら"いい事だ"なんて言って一緒に教室に入った
……
私は出来るだけ視線を下に落としたまま、自分の席の周りが視界に入らないように自分の席へ向かった
するとしばらくしてHRが始まった
.
神｢文化祭だよ〜〜どうするの〜｣
休み時間になると神崎さんは私の机に頬杖をつきながらそう聞いてくる
なんだっけ、前日泊まるとかどうとかそういう奴だっけ…
神崎さんは…って聞こうとしたけど、キャラ的にも泊まりそうだな
他の仲いい子もいる訳だし
神｢……ダメだ…眠い！！｣
すると神崎さんはいきなり机に顔を伏せ始めた
…さっきから眠そうではあったけどいつも眠そうだし…
神｢…久々にあんなに動いたせいだ…
私は怪我してないけど｣
伏せていた顔を少しずらしてこちらを煽るようにそう言ってニヤッと見てくる
｢…運動音痴…｣
言い返せないくらい私の運動音痴はすごいからなぁ…
｢…体育ではギリギリみんなにバレなかったのに｣
すると神崎さんはフッと鼻で笑うと、気付いたら眠りについたのかすごい静かになった
……っと、珍しいな。
なんか静かだと思ったら彼がいないんだ
声はするし…と思って彼がいる席の方を遠目で見てみると、バッチリと目が合う。
『…っ！』
パッと顔を明るくさせたと思ったらすぐに口を押えられて、彼の膝の上に誰かが乗ってる…
押さえ込まれてる…
その押さえ込んでる人は、いつもの兄弟がいるあの友達
その人とも目が合うとにっこり微笑まれてすぐに彼とお話をし始めた
……あんなに暴れても体痛くないんだな…
運動部だから当たり前か…なんて、ぼーっと考えていた
私と神崎さん以外みんな……、
そっか、運動部だ…そうか
一瞬浮かんだ顔をすぐに消してまたぼーっと別のことを考えた
さっきから後ろから佐々木さんの可愛い声はずっと聞こえているけど、気にしない
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作者名：PUPU | 作成日時：2021年11月1日 20時
