ちょっと変わった出会いから 8 【HQ】 (ページ32)

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……。

朝だ…

やっぱりたくさん動いたりするといつもよりは眠れる気がする

体は痛いけど…

私はいつもと同じように貰ったものを少し口にして、準備をして家を出た

……顔合わせずらいな。

私が強引に帰したせいってのもあるけど…。

.

『…いつの間に帰ったんだよ〜！！！』

教室に着くなりすぐに彼に飛びつかれる

『気付いたらこいつらしか居ないんだもん』

彼はそう言って慣れたように私の手を引いて自分の席に座らせた

神｢全く気付いてなかったよね｣

そう目を合わせて笑い合う相手は…

…え。珍しい…

なんて思ったら彼はハッとするようにこちらを見て彼と私の手を引き剥がした

友｢おはよう｣

……油断してたのか…

一瞬だったけど友くんと神崎さんが笑いあってるの初めて見た……

『あはは、お前今神崎と…』

彼も気付いたのかそう言い出すと友くんはガン無視して私の手を引っ張る

そのまま廊下に出てきてしまった

すると手を離して肩を掴むとじっと私の顔を見つめた

友｢…浮かない顔してたけどそれはどっち？｣

……

ちょっと前の気まずい空気はやっぱりもう無くなっていた

そして私は思い出したように笑顔を作り直した

『…〜〜…〜』

するとちょうど楽しそうな笑い声が聞こえて思わず視線をそちらに移す

佐々木さんと黒尾くん…日直かな。

するとまた手を引っ張られて、次は友くんのクラスへ。

…違うクラス…気まずい。

夜｢あれ｣

友くんは迷わず夜久くんの元に向かって行く。

夜｢…気になるのは山々だけど、いつもお昼食べてるならその時聞いたらいいじゃん｣

何故か夜久くんは冷静にそう答えると友くんも"確かに"と呟いていた

夜｢気まずいならいればいいけど｣

そうチラッと見た目はやっぱり何か見越しているようで胸が跳ねた

夜｢…まあ、友田は星野さんが大好きだから少しでも変だと気になるんだよ｣

夜久くんは大きく伸びをしながらそう言うと、隣にいた友くんは微笑んで頷いていた

…反応に困るけど…

夜｢もう少しで時間だから返してこい｣

友くんは少し寂しそうにも見えたけど返事をすると、私の教室まで送り届けてくれた