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どこで解散になるかな…と考えていたけど、一応女子が二人いるということで送ってくれることに…
『やだ!!じゃんけんはヤダ!!
2人になる可能性もあるけど!!黒尾となる未来しか俺には見えない!!!!』
………。
そして何も言葉は発さなかったけど、多分友くんもじゃんけんが嫌だったんだろうな…
じゃんけんの話になった時にそっとその場から離れていたし。
…神崎さんと一緒がそんなに嫌なんだな…
相変わらず不思議でしょうがない
神「私一人でいいからAを」
そもそも神崎さんはどうでもよさそうで1人で帰ろうとしてるし……
みんなバラバラだ
「…大変だね」
黒尾くんも何も言わずただ苦笑いをするだけで、ちょうど隣にいたもんだから声を掛けると同じように笑っていた
………私も別にひとりでもいいけど…
その場で解散でいいし…
ん〜…でもみんなといた方が変な事考えずに済むのかな…なんて思ったりして。
みんな疲れてるのもあってか、もう考えるのですら面倒くさそう
…
…ということで結局、みんなで一緒に女の子の家まで送り届けることになった
.
私は本当に最後でいいけど、行ったり来たりで男子たちが大変になっちゃうから何も発言は出来ない
友「お前はこっち」
彼は友くんに引っ張られるように連れられて行く
「…神崎さん
無理やり誘っちゃってごめんね」
その隙に神崎さんに声をかけて、こんなにハードな運動をやらせちゃったことを謝罪。
神「なにが?
私はめちゃくちゃ楽しかったよ」
でも神崎さんは嫌な顔せずそう言ってくれて……
するとそのまま謎に肩を掴まれると、後ろに来るっと向きを変えられ背中を押される
…。
目の前には黒尾くん
神「二人…三人か。
今日はあと帰るだけだから、A達が話せるような事を話して。
私たちには気を遣わないでいいから」
そう言うと、夜久くん、黒尾くん、2人のところに自然と並ぶ形になった
夜「…神崎はやっぱり、何かは分からないけど少し雰囲気を察していたみたいだね」
……。
「…私、迷惑掛けたかな」
泣いたり…出来るだけ明るくしたつもりだけど…
神崎さんの想いに胸が暖かくなった
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作者名:PUPU | 作成日時:2021年11月1日 20時