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2人きりという状況、今までしてきたこと。







かなりドキドキと緊張はしていたけど、なんかいつもと違う








…今日は色々あり過ぎたから?







さっきの黒尾くんの話だったり、夜久くんとの難しい話だったり……









お互い口を開いても少しぎこちない








変に意識をするのはやめなきゃ…







みんなの優しさや、楽しさ、不思議さ。








みんなの事を今深く知っても、離れがたくなっちゃうんだから








すると黒尾くんは足を止めて指を指した









黒「…研磨の家」







小さく胸が跳ねて、私は黒尾くんの後ろをついて行った







…まずは研磨くんに…謝らなきゃ…







急にグーッと押し潰されるように胸が苦しくなってきた








扉を開ける音に胸が跳ね、中から誰かの声が聞こえる







黒「…研磨は?」







その人に対してそう答える黒尾くんは、招き入れるように扉を大きく開いた







そして露わになる女の人








…………研磨くんの…お母さん…?








『彼女!?』







……そっくり…だし綺麗な人…





その綺麗な人は目を大きく開いてなにか驚いているようだった








…ん……。彼女?







黒「……違うよ。研磨のお見舞いに来たいって」








隣をこっそり見ると黒尾くんは少し恥ずかしそう







綺麗なお母さんはまだ何か言いたそうな顔をしている








『じゃあ研磨の…』




黒「……違うよ、ね?」








黒尾くんはなぜか少し考えてこちらに確かめがてら聞いてきた








「…友達です」








するとお母さんは少し眉を下げたものの、すぐに笑顔になって嬉しそうだった








黒「女友達なんて珍しいから」








黒尾くんに案内されながら研磨くんの部屋へ向かっていると、黒尾くんは小さく笑ってそう言っていた







あぁ。さっきのお母さんの表情はそういう事だったんだ…








黒尾くんはドアノブに手をかけたとき、私の鼓動は早くなった







緊張してるみたい









黒「研磨ー、お見舞い」








私は何故か部屋に入れなくて立ち止まってしまった








孤「…は?」







…っ…研磨くんの声…






心臓の動きが早くなると同時にまたどんどん苦しくなってきて、私は大きく息を吸って深呼吸をした









黒「……あれ」








そんな声が聞こえると黒尾くんが顔を出してきて、私の背中を優しく押してくれた

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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´;ω;`)そして嬉しいお言葉ありがとうございます! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます!!! (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです!ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです!!!続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます! (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PUPU | 作成日時:2020年5月5日 11時

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