ちょっと変わった出会いから 4 【HQ】

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…………………。









部活終わりまで何時間もある








だから夜久くんも友くんもかなり驚いていた






私もおかしいのかなって思うけど、遅くなってもどうしても研磨くんに謝りたくて。






直接じゃなくても画面越しだとか、電話でもいいとも思う








だけど研磨くんは自分が体調悪い上に、保健室でもずっと見てくれて私を家まで送ってくれた








だから出来れば直接謝りたかった









私が理由を話すと、夜久くんは呆れたように折れてくれた








…夜久くんには迷惑掛けてばっかり。







夜久くんも黒尾くんもわざわざお見舞いにも来てくれたし…







何かお礼しなきゃ…








"いらない"






研磨くんはお礼とかいらないって言うけど、お見舞いなら…いいよね？








友｢時間に限りがあるけど、それまで話し相手になるね｣








そう言いながら友くんは笑って一緒になって付き合ってくれた









友｢…で、昼の事なんだけどさ





夜久とかには言うんだっけ｣







………………







…あぁ。






色んなことがあって忘れてたっけ。









友｢…あっ…ごめんね、やっぱり大丈夫。考えるの辛いって言ってたよね





俺…その、思い出させてごめんね｣








特に表情に出したつもりは無いのに。





友くんの優しさが胸に染みて苦しく感じた









｢……どうしたらいいのかな…｣








言うべきなのか、言わずにいなくなるのか







辞めるまでの間、たくさんお礼をしようとは思っていた








友｢…なんとも言えないけど、夜久なら多分知りたいと思うよ






いつもいろんなAちゃんを心配してるから｣








友くんにそう言われて今までのことが自然と頭に浮かんだ








"なんで泣いたの？"





"研磨くんに聞いて…"




"教えてよ"








そういえばそうだったっけ…






夜久くんはいつも心配しながら、何があったのか聞きたがってた








｢…みんなに言った方がいいのかな｣









"俺は知っちゃダメ…かな"







そんなことを言い出したら黒尾くんだって。









｢…みんなは優しいから嘘でも心配してくれて、



悲しんでくれる｣








みんな、私には十分すぎるくらい優しいし




たくさんの愛を注いでくれた








友｢…皆、嘘なんかじゃないよ





Aちゃんの事知りたくて、守ってあげたいって｣







今、こんな感情のまま優しい言葉を受け取っていいのかな

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