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『っ…！はぁ…っ…いた！星野…っ』
いきなり私の名前を呼ばれて、顔を上げた
するとそこにいたのは息を切らせた先生。
研磨くんも私も自然と立ち上がって、その先生を不思議そうに見つめていた
『………っ』
先生は呼吸を整えた後、また大きく息を吐いて何か言いにくそうに顔を逸らした
…？
『……今さっき、連絡があった』
…連絡？
先生は言いにくそうに顔を顰める
そんな姿に私も研磨くんもハテナしか浮かばないけど、何故か胸がざわついていた
『…弟が事故に遭って、今病院に運ばれたそうだ』
………
……………？
私の心臓は嫌な感じに大きく鳴った
……今なんて…………？
『…〜〜…っ…、ー…』
一瞬にして周りの音がかき消されて、先生が何かを言っているであろうけど何も聞こえない
さっきまで木が揺れる音も体育館の少しのざわつきも、校舎のざわつきもあったはず
先生の口はしっかり動いている
ちゃんと聞かなきゃ…
何か大事な事言ってる………
なんだっけ………弟？
弟って………翔の事…？
翔が？
『A』
強めに叩かれた肩の衝撃か、急に声が耳に入ってきた
自然と肩の手を見つめていて、その手の方向へと視線がズレていく
……
孤｢落ち着いて｣
研磨くんは私の肩に手を置いたまま、真剣な表情をしてそう言ってくれた
私はまた先生の方を向いて、先生の言葉を待った
落ち着こう、
大丈夫
そう思いながらも心臓の動きは嫌なくらい速く、胸が詰まって気分が悪く感じる
『……今から病院に向かうんだ
車を出してくれる先生がいるから…』
病院…
…事故？
翔の笑っている姿が脳裏に浮かぶ
｢………はい｣
『…ゆっくりでいい、無理はせず
孤爪が言った通り落ち着いてな。
荷物はもう持って行ってもらったから』
先生は頷きながら優しいトーンで声をかけたあと、ゆっくりと背中を見せてその場を去っていった
翔が事故に……？
早く行かなきゃ
"今から病院に…っ"
"Aちゃん…っ翔ちゃん…っ"
早く行かなきゃ行けないのに足が動かず、いつかの記憶が蘇ってしまって
息が苦しい
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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´；ω；｀)そして嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年5月26日 21時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます！！！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです！ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです！！！続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます！ (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PUPU | 作成日時：2020年5月5日 11時
