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仙道side
「彰くん…//////」
また真っ赤になった。
「//…」
こっちまで吊られる。
「"くん"？」
「彰…くん//////
待ってください、もう無理です、ホント、許してください///////」
確かに、こんなに照れられたらこっちもこれ以上言えない。まぁ、いいか名前呼びだし。
「わかった、じゃあ"くん"付けていいからタメ口にして」
「わかりまし…わかった」
「よし。じゃあそろそろご飯行くかAちゃん」
俺が立ち上がると、手を繋いでいるのでAちゃんも立ち上がる。
俺は、歩き始めたがAちゃんが歩かなかった。
「どうした？」
「…がいい、」
「ん？」
「A、がいい//////」
小さな声でそう言った。
俺は思わず彼女を抱きしめた。
「わかった。ごめん、俺ばっかり呼んでもらって、
A」
「ん…//」
真っ赤な彼女にキスをした。
そんな時だった。
「仙道」
公園の入口のところにいて、俺を呼んだのは流川だった。
「え、流川くん、え、見てた？」
「別に。仙道、俺と勝負しろ」
慌てるAを他所に流川はそう言って、ボールを投げてきた。
Aside
流川くんが彰くんに勝負を挑んできた。
どっちも引かないけど、彰くんが押してる。
日が沈むまで勝負は続いた。
「もうやめようぜボールも見えなくなってきた」
「全国には、お前より上がいんのか？」
「さぁな…でも、中学時代俺が勝てなかったやつがいる」
「名前は？」
「北沢」
北沢…？
「おい」
「？」
いきなり流川くんに話しかけられてびっくりした。
「怪我は？」
大丈夫か、って聞きたいのかな？
「うん、大丈夫だよ、ありがとう」
「無理するなよ」
流川くんの手が私の頭に伸びてきた、が、
「触るなよ」
「…ちっ、」
腕を引っ張られて彰くんの胸に閉じ込められた。
そのまま流川くんは去って行った。
「簡単に触られないでくれよ？」
「すみません…」
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作者名：なおお | 作成日時：2021年3月20日 13時
