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「俺は、ずっと好きだった。
Aちゃんに、"好きになっちゃダメですよ"って言われた時も好きだった。
初めて会った日から…
俺と付き合ってくれますか」
「はい！」
仙道さんにもう一度、力強く抱きしめられた。
「なんか、複雑な一日だ」
抱き合いながら、仙道さんが口を開いた。
「何でですか？」
「すっげぇ悔しい日なのに、Aちゃんと付き合えてすっげぇ嬉しい」
「まぁその悔しさは忘れて欲しくないんで、一生忘れられない日にしてください」
「はっは、さすが」
少しして、ゆっくり離れた。
目が合うとやっぱり、照れくさい。
今日、会場を1番に湧かせたこの人が私の彼氏なんて、
「なんか、すげぇ照れるなこういうの…//」
「ですね、」
照れくさくて、顔を逸らして、少し遠くの景色をみてた。
すると、
仙道さんの手が私の髪に触れた。
優しく撫でてくれる仙道さん。
「あーやべぇ…」
「？」
「Aちゃんが彼女って、嬉しすぎるな
…ニヤけ抑えられねぇ、」
撫でるのを辞めて顔を逸らした仙道さんは真っ赤で、片手で口元を隠していた。
きゅん…
可愛い…
「仙道さん、可愛い」
「こっち見るな//」
「えー見せてくださいよ」
顔を逸らす仙道さんだけど、どうしても見たくて顔を覗き込む。更に赤くなっていく仙道さんが可愛い。
「仙道さんかわい〜」
「うるさい」
「みせてくださいよー」
すると、仙道さんはいきなりこっちを向いた。
そしてそのまま、
仙道さんの顔が近づいてきて、
「///////」
「可愛いじゃん」
「い、いきなりはずるいですっ//」
「Aちゃんかわいー」
すると、仙道さんのポケットに入ってる私の携帯がまた鳴った。
"宮城リョータ"
「え、出るんですか？！」
「もしもし」
仙道さんが出てしまった。
『えっ、Aの携帯だよな…え？だれ？』
リョータくんが混乱してた。
「俺」
「仙道さん！(汗」
『え？…あ、仙道？Aもいるのか、？』
「あぁ、Aの携帯」
『何で仙道？…そういうことか』
「あぁ、そういうことだからもうかけるなよ宮城」
『あ、あぁ…って、ちょっと待ってくれAに１回代わってくれ』
「Aに用があるなら俺が伝えてやるよ」
『んー、まぁいいか。
さっき足のこと聞けなかったから心配でかけた』
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作者名：なおお | 作成日時：2021年3月20日 13時
