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ゾーンプレス。リョータくんに越野さんと池上さん。
「宮城はファウル4つだ」
「リョータくんが？」
「あぁ。あと魚住も」
「魚住さんも…男子の試合怖い」
「女子の方が怖いだろ」
「たしかに」
そして仙道さんと流川くんのマッチアップ。
仙道さんが流川くんを抜く。
そのままシュート…が、赤木さんがブロックに。
ピー！
ファウルされながらシュートを決めた。
「赤木さんも4つめ？」
「あぁ」
そんな中湘北を襲うアクシデントは止まらない。
倒れた三井さん。
.
仙道さんがフリースローを決める。
「1点差。」
「あぁ、ついにな
陵南の責めるようなディフェンスだ。無理に抜こうとするとまたファウルをとられるぞ」
リョータくん…
「この苦しい時間帯であれだけの動き。陵南もまた、相当鍛えられている」
そんな中だった。
会場の注目の的となった人物がいた。
「何をやっとるか赤木！！」
「「？、」」
「全国制覇？あ？
こんなとこでもたついてて全国制覇ができると思うか？！」
柔道着を着て、優勝旗をもった人がいた。
湘北の人…？
「あっはっは、湘北っておもしろい」
「A、見るな。」
お兄ちゃんに、笑ってた口を塞がれた。
試合に目を戻すと、仙道さんがボールをもって走っていた。
「ここで勝負が決まる」
流川くんのブロックを前に、福田さんにパスを出した。
「陵南の勝ちだ」
誰もが思った。
「くらえフクスケ！！」
桜木くんがいた。
また仙道さんにボールが戻る。
慌ただしいこの中、
「1本だ！1本じっくり！！」
仙道さんが言った。
「OK！パス！」
コート上、いや、会場全員が騙されたはずだった。
仙道さんが流川くんを抜きに行った。
「「？！」」
そこには桜木くんがいた。
ヘルドボールをとられる。
…仙道さん、
「…」
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作者名：なおお | 作成日時：2021年3月20日 13時
