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そして始まったインターハイ予選。
女子の初戦が終わり、これから男子の初戦が行われる。丁度来た陵南の男子。
「おいあれ陵南だろ！」
「でけぇな！仙道ってどれ？」
「きゃー！仙道さーん！！」
「俺、写真撮っておこ！」
仙道さんモテるんだ…
「初っ端から三浦台とはキツいっすね湘北も！」
彦一は1人でうるさい。
「シードってつまんないですよね」
「そうか？」
1人で前から2番目の席に座る仙道さんの隣に行った。
「俺は試合が少なくていいけどな。お疲れさんAちゃん」
「乗り遅れてる感じしません？ずっと見てただけですけどね」
「朝からいたのか女子は？」
魚住さんが柊さんに話しかけた。
「午前練終わってから来たんだよ。だからほぼ女子の初戦みてない笑」
そして始まった湘北vs三浦台。
「さぁさぁどうした赤木！俺たちは今年は王者海南を倒して全国へ行くんだ！
湘北なん陵南の相手にはなっても俺たち三浦台の相手じゃねぇぜ
俺達は陵南ごときとは違うんだ陵南ごときとは！」
言うなぁあの三浦台のキャプテン。。
この挑発に乗ったのは湘北よりも陵南だった。
「陵南ごとき？
こらぁぁぁ赤木！何やってんだ！」
「そんなやつらに手こずるな！三浦台ごとき！」
「うちの方が強いで！！」
「流川を出せ流川を！」
そう、何故か湘北は流川くんを出していない。
そして、リョータくんもベンチにいた。
あと…見たことない人も1人。
「Aちゃん、あいつだよな？」
湘北のベンチにいる7番を見る仙道さん。
皆には聞こえないように小さい声で言ってくれた。
「そうです。えぐらないで下さいよ笑」
「すまんすまん」
「なーんか最近、仙道くんとA仲良くない？」
私の隣にいる真田さんが見ていた。
「確かに毎日一緒に帰ってますし、怪しいですね〜」
芽衣まで煽ってくる。
「はは、俺ちょっと飲み物買ってくる。Aちゃん喉乾いてない？」
「あ、乾いてます。私も行きます。」
「あらら〜2人揃って？(ﾆﾔﾆﾔ」
「そんなじゃありませんけどね笑」
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作者名：なおお | 作成日時：2021年3月6日 10時
