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高校生活の始まり ページ10

色々あったものの、翌日から授業が始まりA達の学生生活がスタートした。


「おはよう、善逸、伊之助」

「炭治郎、Aちゃん…それに禰豆子ちゃんおはよぉぉ!」


善逸は今世でも禰豆子にぞっこんらしくいつも言い寄っている。禰豆子は中等部で校舎が違うので敷地に入ればすぐ別れてしまうのだが…

そこで善逸にとって一つの関門がある。


「…おはようございます、冨岡先生」

「竈門兄妹に嘴平に…我妻か。竈門、ピアスを外せ」

「すいません!これは父から受け継いだものなので!」

「我妻。入学早々髪を染めるとはいい度胸だ」

「地毛ですうぅ!ちゃんと届出してます!」

「問答無用!」


冨岡は体育教師兼生徒指導だ。
カナヲの話だと毎朝のように竹刀を持って校門に立っている…らしい。
炭治郎のピアスと善逸の髪色が引っかかってしまう。(善逸は届出してるのに…)
頑固な炭治郎と言い分を聞いてもらえない善逸を冨岡が問答無用で追いかけ始める。


……ここから三年間、キメツ学園名物となるこの鬼ごっこが毎日のように繰り広げられることになる。





義勇さん明るくなったなぁ〜…と追いかけごっこを見送っていれば後ろから声をかけられた。


「随分と賑やかだな!」

「っ、お、おはようございます…煉獄先生…」

「うむ、おはよう!」


にこりと笑いながらやってきた煉獄は炭治郎たちを追い回している冨岡を見やった。


「何故竈門少年たちは追いかけられているんだ?」

「ええと、炭治郎はピアスで…善逸は金髪が駄目らしくて」

「うむ…それは校則違反だな!」

「…善逸は髪色は地毛でちゃんと届出してるって言ってましたけど」

「なんと!それは…俺からも冨岡に言っておこう!」

「はぁ…可哀想なのでお願いします…」


チラリと煉獄を見れば、腕を組んで仁王立ちしている。
腕まくりしたワイシャツに赤いネクタイ。
鬼殺隊の隊服や着流しとは違う洋装にドキリとしてしまった。


「(スーツもかっこいい…杏寿郎さんは何でも似合うなぁ…)」


そんな事を考えていればパチリと目が合う。
Aは慌てて目を逸らした。


いけない。
今はもう夫ではないのだ。
あくまで生徒と教師。
煉獄はちゃんと自然に話しかけてくるではないか。
自分もそういった感情は抑えなければ…


「竈門少…「すみません、遅れそうなので行きますね。…それでは」


Aは早足に煉獄の元を離れて教室へと向かった。


結局炭治郎たちが教室に来たのは始業五分前だった…。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 夢小説 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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紫音(プロフ) - スーちゃんさん» 遅くなりすみません。夢主ちゃんも色々悩んでますが、煉獄先生も頑張ってます(笑) (1月26日 4時) (レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 1999karuma@gmail.comさん» 遅くなりすみません。今世ではまた今世ならではの問題が色々ありますからね…幸せにしてあげたいです! (1月26日 4時) (レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
スーちゃん - 卒業まで付き合うこともキスもできないですね。卒業まで我慢ですね‼️がんばれ煉獄先生‼️ (10月31日 16時) (レス) @page4 id: 75511c09b5 (このIDを非表示/違反報告)
1999karuma@gmail.com(プロフ) - 今世ではどんな試練が待ち受けてるのか…。前世で大変な思いをした分、少しでも幸せに過ごして欲しいですね😍 (10月30日 21時) (レス) @page3 id: 754e2c97e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫音 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2023年10月16日 15時

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