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「宇髄せんせー!」

「今日もイケメーン!」

「おうおう!そうだ、派手に崇め讃えろ」


女子生徒数人に囲まれている宇髄である。
前世からのこともあり耐性がついているA(いや、確かに顔はかっこいいけどね?…顔は。)うわぁ…と引きながら道を変えようとする。
そんなAにとっくに気づいていたのか、群がる女子たちを「ほらほら下校時刻だ!居残ってっと冨岡に竹刀でぶっ叩かれるぞ!」と散らしていく宇髄。そしてAの方を見ると口パクで『少し待ってろ』と告げた。


「(…待っていたくないんだけど…帰っていいかな)」


そんな事を思うも後でド派手に教室に乗り込まれては堪らない。
仕方なくその場に残ることにした。





「お前、昼休み告白されてたろ」


やってきた宇髄が開口一番そう言った。
Aは軽く目を見開く。


「…何で…」

「ん、あの場所は割と有名な告白スポットなんだよ。ついでに職員室からも見えるから覗き放題」

「……悪趣味かと」

「たまたま見えちまうんだよ!ちなみに結果は?」

「それプライバシーの侵害ですよ。…普通に断りましたけど」

「ふうん」


まぁ、二人の様子を見れば結果なんてわかるのだが。
それを本人に直接聞けばあの(元)炎柱も少しは落ち着くだろう。
……と思う。


「お前、折角の高校生なんだからもっと派手に青春しろよー」

「…教師からそれを言われると何とも…」

「彼氏の一人や二人くらい…」


そう言いかけて止めた。
社会科準備室の方から念でも飛ばされては困る。
宇髄の目的は本人の口から断わったことを確認できれば良いのだ。あとは穏便に卒業までやり過ごせば…(穏便に、というのがまた難しいのだが…)煉獄という檻にさっさとAを放り込んで万事解決、平和が戻るというものだ。

…が。
この竈門A、割と男子から人気が高いのだ。
教師は校舎をよく歩き回るし生徒を何人も見ているからそういう噂はすぐ耳に入る。
そしてそういう噂が煉獄に伝わるとこれまた面倒くさいのだ。


「…お前、好きな奴とかいねーの?」

「もはや先生と生徒の会話では無いと思いますが」

「いーじゃん。ほら、どうなんだよ」


Aは一瞬だけ考えたが首を振った。


「いません。これからも、たぶんずっと」



佐久間に告白された時に気づいてしまったのだ。
デートとかキスとか恋人同士でするようなことは…"あの人"でないと駄目なことに。
勿論いつものメンバー…善逸や伊之助、玄弥などと出かけるのは別枠だが…

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 夢小説 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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紫音(プロフ) - スーちゃんさん» 遅くなりすみません。夢主ちゃんも色々悩んでますが、煉獄先生も頑張ってます(笑) (1月26日 4時) (レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 1999karuma@gmail.comさん» 遅くなりすみません。今世ではまた今世ならではの問題が色々ありますからね…幸せにしてあげたいです! (1月26日 4時) (レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
スーちゃん - 卒業まで付き合うこともキスもできないですね。卒業まで我慢ですね‼️がんばれ煉獄先生‼️ (10月31日 16時) (レス) @page4 id: 75511c09b5 (このIDを非表示/違反報告)
1999karuma@gmail.com(プロフ) - 今世ではどんな試練が待ち受けてるのか…。前世で大変な思いをした分、少しでも幸せに過ごして欲しいですね😍 (10月30日 21時) (レス) @page3 id: 754e2c97e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫音 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2023年10月16日 15時

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