胡蝶との会話 ページ44
「うふふ、今世でははじめまして…というべきですかね。Aさん」
「…はい。しのぶ様」
カナヲとお茶をして他愛ない話をしていれば見知った女性がやってきた。
胡蝶しのぶ…前世の蟲柱であり、Aと痣者の延命のために奮闘した。Aも治癒の力をできる限り提供したものだ。
「"様"は不要ですよ…そうですね、先輩とでも」
「わかりました…しのぶ先輩」
「なんだかくすぐったいですね〜。姉さんから話は聞いています。今でも煉獄さん…いえ、煉獄先生とは相思相愛なのだとか？」
「…ええと、それは少し違うというか…」
「しのぶ姉さん、Aは悩んでるみたいなの。ほら…今は先生と生徒って色々うるさいし…」
「確かにそうですね〜」
それでも胡蝶は煉獄の隣にA以外の女性が立つという想像ができなかった。
前世でこれでもかと二人のいちゃいちゃぶりを見せられたからだろうか？
…これはある意味刷り込みではないか？
「Aさんは正直なところどう思っているのですか？」
「…その、本音を言えば好き…です。けれど前世で夫だったからと言ってこの時代でも結婚する義務はないし…煉獄先生は、人気者だから…その、好きになった相手と、結婚するなら…私は…」
「諦めると？」
「そもそも、釣り合いません…だから在学中は距離を置こうと思ってるんですけど…」
Aは思い切って放課後手伝いをしていることや、そこでお茶をしたりしていることを打ち明けた。
そして、距離をおきたいと思っているのに頼まれるとどうしても断れない…一緒にいられて嬉しいから断りたくないと思っている自分がいる、と話した。
「(完全に囲いにきてるじゃないですか…あの人は…)うーん…Aさん。貴女と私の仲だから言っちゃいますけど」
「……？はい」
「私の予想では煉獄先生から逃げるのは難しいと思いますけどね〜」
「ごめん、A…私もそう思う…」
「えぇぇ…」
カナヲまで同調してきた。
「確かに煉獄先生は人気があります。毎年バレンタインとか凄いことになってますし」
「ですよね…」
「けれど自分から声をかけて社会科準備室に招き入れるようなことはしなかったと思います。…つまり貴女は特別なんじゃないかと」
「うちのクラスでも、煉獄先生は愛想が良い割にそっち方面は塩対応って言われたりしてるよ」
まぁ、Aとて自分が特別待遇されている感は確かにあった。
黙ってしまったAにふふふ、と笑いながら爆弾を落とした。
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紫音(プロフ) - スーちゃんさん» 遅くなりすみません。夢主ちゃんも色々悩んでますが、煉獄先生も頑張ってます(笑) (1月26日 4時) (
レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 1999karuma@gmail.comさん» 遅くなりすみません。今世ではまた今世ならではの問題が色々ありますからね…幸せにしてあげたいです！ (1月26日 4時) (レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
スーちゃん - 卒業まで付き合うこともキスもできないですね｡卒業まで我慢ですね‼️がんばれ煉獄先生‼️ (10月31日 16時) (レス) @page4 id: 75511c09b5 (このIDを非表示/違反報告)
1999karuma@gmail.com(プロフ) - 今世ではどんな試練が待ち受けてるのか…。前世で大変な思いをした分、少しでも幸せに過ごして欲しいですね😍 (10月30日 21時) (レス) @page3 id: 754e2c97e2 (このIDを非表示/違反報告)
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