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キメツ学園の授業は時に騒がしい。
通い始めて数日でAは思った。


ちなみに今は数学の授業中である。


「(…あの風柱様が教える側なんて…今世では性格が反転して優しくなったとか…いやいや…)」


不死川の柱稽古は今でも覚えている。
弟の玄弥を目潰ししようとし、炭治郎とやり合い…。
炭治郎の柱稽古が中止になったことに伴いAもすぐ参加できなくなってしまったが、善逸と伊之助が屍のようになっていたのた。その凄まじさは…想像に固くない。
そんな不死川が、思春期の(一部)生意気な子供達に勉強を教える。

…想像できない。



「よォし、次の問題を…」

「せんせー!先生って彼女いんの?何でそんな胸元開けてんのー?」

「それ気になるぅー!」


クラスの中でも少し浮ついた数人が笑いながら手を上げた。
ピタリと不死川の手が止まる。
善逸が「ちょ…ヤバ…あいつら空気読めよぉぉ…」と呟いているのが聞こえた。


「…選べェ…今すぐ私語を辞めるか俺に殺されるかァ…」


ピキピキと額に青筋が入り、背後におどろおどろしいオーラを出した不死川がその生徒たちを睨む。

うん、変わってないね!
え、全集中の呼吸して…気の所為?



「「すいませんでしたァ!!」」


生徒たちが速攻謝った。
…本能的に不味いと思ったのかもしれない。

不死川は何事もなかったように授業を続けた。



すると、今度は近くの教室から「行くぞ!出陣!」という声が響いた。
クラスの皆が驚いたように顔を上げる。


「な、何だ?今の声…」

「出陣?」


そんな中隣の席の炭治郎がAに呟いた。


「なぁ…今の声…煉獄先生じゃないか?」

「…炭治郎もそう思う?」

「あぁ…」


そう。
今の声は間違いなく煉獄だ。
何やってんだあの人…と思っていれば、ビキビキと額に青筋を浮かべた不死川が乱暴に教室の扉を開けた。


「煉獄ゥゥ!授業中にうるせぇぞォ!」

「む、すまん!今騎馬戦の真っ最中でな!気をつけよう!」

「……騎馬戦とは」



ほんと何やってんだあの人。
それから不死川が鬼の形相で出ていき、すぐ戻ってきた。
やっと静かになり、不死川が溜息をついてまた授業は進んだ…。



何とか数学の授業が終わり、休み時間にお手洗いに行くと帰り道で煉獄とすれ違った。


「竈門少女!もう学校には慣れたか?」

「こんにちは、煉獄先生。はい、何とか」

「それは重畳」

「…あの、さっき…授業中に騎馬戦がどうのって」


Aの言葉に煉獄が豪快に笑った。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 夢小説 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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紫音(プロフ) - スーちゃんさん» 遅くなりすみません。夢主ちゃんも色々悩んでますが、煉獄先生も頑張ってます(笑) (1月26日 4時) (レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 1999karuma@gmail.comさん» 遅くなりすみません。今世ではまた今世ならではの問題が色々ありますからね…幸せにしてあげたいです! (1月26日 4時) (レス) id: 3cb916d102 (このIDを非表示/違反報告)
スーちゃん - 卒業まで付き合うこともキスもできないですね。卒業まで我慢ですね‼️がんばれ煉獄先生‼️ (10月31日 16時) (レス) @page4 id: 75511c09b5 (このIDを非表示/違反報告)
1999karuma@gmail.com(プロフ) - 今世ではどんな試練が待ち受けてるのか…。前世で大変な思いをした分、少しでも幸せに過ごして欲しいですね😍 (10月30日 21時) (レス) @page3 id: 754e2c97e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫音 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2023年10月16日 15時

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