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全身を駆け巡る快感を受け、くったりと布団に雪崩れ込む二人。
煉獄も荒い息のままAを抱き締めていた。


「…はぁっ…大丈夫か?」

「ん……」


そっと覗き込めば虚ろな目で煉獄を見上げるA。
頭を撫でてやり、頬に優しく口付ける。


「最高だった。君の乱れる姿も、喘ぐ声も…俺はもう君しか見えん!…好きだ、A」

「ん、すき…きょう、じゅろうさんが…すき…」


快感に慣れずその余韻で頭がぼんやりとしているのだろう。
一先ず水でも飲ませようかと体を起こそうとしたらAが必死に抱きついてきた。


「……A?どうした?水と体を拭くものを取ってこよう」

「…や…まだ、そばにいて…だきしめてて、ください…」


甘えるようにすりすりと煉獄にすり寄る。
その言動で、煉獄の理性は焼き切れた。


「っ、本当に…!なんでこんなに愛らしいのだ!よくもまぁ、今まで穢れなくいられたものだっ…」

「ひぁ、ぁぁっ!」


一旦抜かれた煉獄のそれが再び入ってくる。
疲れきった体に再び快感が走ってAは目を見開いた。


「ひ、待って、や…なん、で…!」

「君が悪いんだぞっ…ほらこれだけ濡れていれば痛くない…優しくしようとしたが無理そうだ」

「そん、なっ…!ぁん、ぁぁっ!」


身を捩ろうとするAの手に自分の指を絡ませ押さえ付ける。
すでに煉獄のそれは元気になっていてAの再奥を容赦なく突き上げた。


「ふ、ぁっ、ぁっ!杏寿郎、さ…激しっ…!」

「すまんな、止まらんっ…明日の鍛練は中止だな、動けまい」


煉獄は貪るようにAの口内を犯す。
溢れた唾液を舐めとり、腰の動きを早めた。


「っ、締まったな…達しそうか…」

「ん、またっ…きちゃっ、ぁ、…!ぁぁぁっ!」

「っく、」


二度目の絶頂に達したA。
煉獄もまた欲を吐き出した。

それを感じて、Aは意識を手放した。









「よもや…」


力無く布団に横たわるAを撫でながら煉獄は呟いた。

心から好いた女とのまぐわいがここまで気持ち良くて幸せとは。
可哀想に、この小柄な体で自分の大きいこれを受け入れるのは辛かっただろう。ましてや生娘だ。
その証拠に抜いたそこからは鮮血が流れ出てきた。
それでも必死に自分にすがり付き、受け入れてくれた。
好きだと伝えてくれた。

離れようとすれば体を擦り寄せてきた。

…無自覚か?
なら他の男にしないよう言い聞かせねばな。


煉獄はそっと立ち上がると手早く後処理を始めた。

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柚葉(プロフ) - 心頭滅却!…笑ってしまった(^.^) (2021年9月30日 14時) (レス) @page47 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます。お誉めいただき光栄です!更新頑張りますね! (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 柚葉さん» ですよね!あそこで生きていたら…と思うと…生存夢の執筆に力が入ります笑 (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 主人公の魅力が最大限に引き出される物語設定、人物設定が素敵です。続きを楽しみにしております。 (2021年9月27日 11時) (レス) id: 77a139d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 泣きながらも、読ませていただいてます。やっぱり生きててほしかった!! (2021年9月25日 23時) (レス) @page39 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫音 | 作成日時:2021年9月5日 13時

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