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煉獄はA顎を掴むと喰らうように口付ける。
舌を滑り込ませ上顎を丹念に舐め回した。

「んんっ、ん、ふ……ぅん、」

「っは…」


Aの体から力が抜ける。
その一瞬を逃さず煉獄は腰を進めてズンッとAの中を進んだ。


「ひ、ぁっーー!」

「はぁっ…入ったぞ、A…頑張ったな…」



声無き声を上げたAは涙に濡れた目で煉獄を見上げる。


「ぜ、んぶ…?杏寿郎、さんが…」

「あぁ。君の中に…やっと、一つになれた。君の体も貰うことができた…。A、可愛い俺のA…君の全部はもう、俺のものだ…!」



その言葉にAが小さく笑った。


「…嬉しい、です…!好き…大好き…杏寿郎さんっ…!」

「あぁ、俺もだ…俺のA…絶対に離さん」



痛くて苦しくて。
それでも目の前の恋人と繋がれたことが嬉しくてAはギュッと腕に力を込めた。


「愛いな…そろそろ動くぞ?すぐに気持ちよくなる」

「っ、ぁ…!」


ゆっくりと煉獄が動き始める。
ぐちゅ、と卑猥な音がして再び痛みが走った。


「ん、ぁ…ぁっ…!」

「ふ、君の中は…熱いな…溶けそうだっ…」


お互いの体液とAの血が混ざり合い、桃色の液体が布団に落ちる。


「さて、君の感じるところは…」

「っぁ、やっ……!あっ!」

「ふふ、見つけたぞ?ここを突いてあげようか」

「ぁ、そこっ、やだ、ぁぁっ!」


一点を突かれると今までで一番甘い声があがる。
煉獄はニヤリと笑うとそこを突き上げはじめた。

やがて痛みが薄れじわじわと快感の波がAの体を支配していく。
苦しそうな顔から蕩けた女の顔に変わったのを見た煉獄はペロリと唇を舐めた。

「ふふ、快感を拾えてきたか…利口だな。では容赦せんぞ…?」


グッとAの足を抱えた煉獄は腰の動きを激しくして再奥を突いた。


「っ、ぁ!や、ぁぁっ!おかしく、なっちゃっ…!」

「っ、そんなに締め付けるな…おかしくなればいい、俺の事だけしか考えられなくなればいいっ…!」


激しくなる動き。

そして大きな快感の波が来て……



「や、なんか、きちゃう…!」

「っ、出すぞ……」


Aは頭が真っ白になった。

ーーーー

本日は無限列車編放映でしたね。
泣きました。
原作を読んで映画を観て、それでも泣けました。むしろ最後まで読んだからこそ、この時の言葉は…と気付くものも多々ありましたね。
煉獄さん尊い…本当に、生きてて欲しかったです。
そんな思いから生存夢を書き続けます笑

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柚葉(プロフ) - 心頭滅却!…笑ってしまった(^.^) (2021年9月30日 14時) (レス) @page47 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます。お誉めいただき光栄です!更新頑張りますね! (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 柚葉さん» ですよね!あそこで生きていたら…と思うと…生存夢の執筆に力が入ります笑 (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 主人公の魅力が最大限に引き出される物語設定、人物設定が素敵です。続きを楽しみにしております。 (2021年9月27日 11時) (レス) id: 77a139d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 泣きながらも、読ませていただいてます。やっぱり生きててほしかった!! (2021年9月25日 23時) (レス) @page39 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫音 | 作成日時:2021年9月5日 13時

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