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「A、」
「や…恥ずかしい…」
「俺しか見ていない。ほら、俺も脱ごう」
ばさりと煉獄が夜着を脱ぎ捨てる。
筋肉質な、逞しい体が惜しみ無く晒される。そして体に残る無数の傷跡。
大きいものから小さいものまで…これまでどれ程戦ってきたのか。
Aは恥ずかしいのも忘れて咄嗟に手を伸ばした。
「A?」
「…傷が……全部治せたらいいのに…」
「…君は優しい子だな」
肩の辺りにある大きな傷跡にそっと触れ、無意識に治癒の力を使おうとしたAの手を咎めるようにそっと取った。
「もう痛くないし、動くにも支障はない。柱になる前のものだ。この程度の傷は苦にならんから大丈夫だ、癒す必要は無い」
「…でも、傷付いたときは痛かったはずです…杏寿郎さんが痛いのは、嫌」
「……本当に、君は……」
古傷に気をとられて力が抜けていたAの膝を掴み、開かせる。
「あっ!や、やぁっ…!」
「綺麗だ。…まだあまり濡れていないか…初めてだからな」
「ひ、だめ、やだぁっ…」
「しっかり慣らさないと俺のものを受け入れるときに辛いぞ?」
触られたことのないそこをゆっくりとなぞられ、敏感な突起を触られる。
感じたことのない感覚にビクンと体が跳ねた。
「や、そこ…っ…」
「大丈夫だ…気持ちよくなっていくからな」
グリッと強めに押せばAの口から高い声があがった。
水音が響いてきたのを確認すると、煉獄は静かに指を挿入する。
「ひ、ぁ…なんか、やぁっ…!」
「きついな…すぐに気持ち良いところを見つけてやるからな」
指を動かし、Aの感じる場所を探す。
すると、一点を触ったときにAが大きく啼いた。
「ん、ここか」
「…ん、ぁっ!なに、これっ…!やだぁ…」
「気持ち良いということだ。何も怖くない。素直に感じれば良い」
「ぁ、ぁぁっ!」
乱れる姿に煉獄の息も荒くなっていく。
普段は静かで無表情なAが、自身の前で一糸まとわずの姿でよがっている。
なんと扇情的なことか。
気がつけば指は三本に増えていて、バラバラと動かしてやれば腰が揺れていた。
感じているのを見た煉獄は指を動かしたままAの胸に顔を近付けると、赤く熟れている突起を下で突いてやる。
「ひゃ、ぁんっ…!待っ…!待って…!」
「触って欲しそうにしていたからな」
「ど、同時に…だめっ、なんか…きちゃうっ」
「一度気をやりなさい。快感をそのまま受け入れるんだ」
煉獄が耳元で囁く。
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柚葉(プロフ) - 心頭滅却!…笑ってしまった(^.^) (2021年9月30日 14時) (レス) @page47 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます。お誉めいただき光栄です!更新頑張りますね! (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 柚葉さん» ですよね!あそこで生きていたら…と思うと…生存夢の執筆に力が入ります笑 (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 主人公の魅力が最大限に引き出される物語設定、人物設定が素敵です。続きを楽しみにしております。 (2021年9月27日 11時) (レス) id: 77a139d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 泣きながらも、読ませていただいてます。やっぱり生きててほしかった!! (2021年9月25日 23時) (レス) @page39 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音 | 作成日時:2021年9月5日 13時