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「あ、……」
煉獄手がAの着ている浴衣の帯をシュルッと解く。
その衣擦れの音に反応したAは咄嗟に煉獄の手を掴んだ。
「ん?どうした?」
「あ、あの、その…」
「怖いか?」
「…わ、私の体…普通の女の人みたいに綺麗じゃなくて…その…この前鬼につけられた傷跡も残ってしまって…他にも、沢山…」
「何だ、そんなことか」
喉の奥で笑う煉獄はAの手をそっと掴むと甲に口付けた。
「君が鬼と戦い、沢山の命を守ってきた証だろう?何も恥ずべきことはない。傷の分だけ、俺は君を尊敬する!」
「あっ」
躊躇なく開かれた着物。
うっとりと体を見つめられAの顔が羞恥で真っ赤に染まった。
目の前に晒け出された白い肌に、煉獄はゴクリと喉が鳴るのを感じた。
真っ白な肌に点々と咲く赤い華は自分が咲かせたもの。それを見ただけで嬉しさが込み上げた。
やっと。
やっとだ。
この少女の体に自分を刻み込む時がきた。
早く身体中を暴きたい。中を蹂躙して甘い声を聞きたい。
けれどこの子は生娘だ。愛しい女の初めてを欲に任せて苦痛にまみれた思い出にさせるなど論外。
煉獄は自身の中の獣を押さえつけてそっと肌に手を滑らせた。
「ん、ひゃっ…!」
「とても綺麗だぞ、A。傷跡など何も気にならない。愛しさが増すだけだ…」
「あっ、あ…」
ゆっくりと胸に指を這わせて揉んでやる。
柔らかいそこは煉獄の動きに合わせて形を変えた。
「君は着痩せするのか?それとも隊服の時は晒しを巻いていたりするのか?」
「っ、着痩せ…?晒し、は巻いてます…師範に、巻けって言われて…」
「む…雨宮殿か」
ちょっと複雑そうな顔をした煉獄は胸の中心を指で刺激しはじめた。
「んっ…」
「女性はここを触られると気持ちが昂ったり快感を得るらしいな。いずれここだけで気をやれる。ゆっくりと触るから慣れなさい」
「ん、ぁっ、…」
「ふ、良さそうだな。そら舐めてやろう」
「え、ぁぁっ!だ、め…恥ずかしい…!」
赤く熟れて主張した突起を舌でなぶってやれば吐息が漏れだした。
片方は指で刺激し、もう片方は舌で舐めたり吸い上げる。
すると快感を覚えるようになったのか甘い声をあげるようになった。
「あぁ、可愛らしい声だ…そろそろこちらにを可愛がってあげよう」
ご褒美だというように口付けの雨を降らせ、煉獄は下へ下へと指を這わせて行った。
それに気付いたAがハッとして反射的に足を閉じる。
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柚葉(プロフ) - 心頭滅却!…笑ってしまった(^.^) (2021年9月30日 14時) (レス) @page47 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます。お誉めいただき光栄です!更新頑張りますね! (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 柚葉さん» ですよね!あそこで生きていたら…と思うと…生存夢の執筆に力が入ります笑 (2021年9月27日 16時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 主人公の魅力が最大限に引き出される物語設定、人物設定が素敵です。続きを楽しみにしております。 (2021年9月27日 11時) (レス) id: 77a139d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 泣きながらも、読ませていただいてます。やっぱり生きててほしかった!! (2021年9月25日 23時) (レス) @page39 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音 | 作成日時:2021年9月5日 13時