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「…お前、何故周りの人間を喰らわないの」
「ははっ、こうやって転がしとけばこいつらを助けにどんどん人が集まる。一気に食らうために取ってあるんだよ」
「…嫌な鬼」
Aが刀を抜いた時。
「鬼の気配はここか！」
聞き慣れた声がした。
「……炎柱様」
「む、竈門少女！？君もいたのか！」
「…応援として呼ばれました。周りはこのように」
「むぅ……。竈門少女、動ける程度にまで治せるか」
「はい」
煉獄が物凄い速さで鬼に向かう。
その隙にAは近くの隊士に駆け寄り手を翳した。
「う…あ…」
「…大丈夫です、ジッとしてて…」
「避けろ！」
「っ！」
煉獄の声に咄嗟に横に飛ぶ。
今まで居たところに何かが突き刺さった。
煉獄がヒラリと隣に降りてくる。
「厄介だな。…あれを見ろ」
「……うわ」
鬼の肩から何本もの腕が触手のように伸びている。
……これが本来の姿か。
何本もの腕で次々と攻撃されていれば落ち着いて傷を治すことができない。
「うむ、怪我人は一先ず諦めて…」
「……炎柱様。要は、鬼の攻撃をいなしながら彼らが動けるようになるまで治せばいいんですよね」
「そうだが、それは……」
Aは刀を水平に構える。
左手でそっと刀身に触れた。
「月の呼吸 伍ノ型 佳月の癒し」
刀身がポウッと白く光る。
それはAが傷を治す時に出る光と同じだった。
そして……
ダンッと踏み込んだAは"倒れている隊士達"を切りつけた。
「な、何をしている！竈門少女！」
鬼の攻撃を交わしながらも隊士の間を走り、切りつけていく。
これは、明確な隊律違反だ。
流石の煉獄も声を荒げ、すぐに近くの隊士に駆け寄った。
止血せねば、と傷口を見ると………
「は…塞がって、いる…？」
鬼にやられたと思われる箇所には白い光が点り、傷口が徐々に塞がっていく。
「炎柱様！説明は後です！隊士たちは大丈夫ですから、鬼を…！」
「あいわかった！」
鬼はAを仕留められなくて苛々している。
Aは鬼に一気に近付き、姿勢を低くした。
「月の呼吸 弐ノ型 月影ノ舞」
「ギャァッ！」
何本も生えている腕を根元から全て切り落とす。
「炎の呼吸 壱ノ型 不知火」
再生しようと気を取られている鬼に煉獄が迫り、一気に首を切り落とした。
「うう…あれ、俺は…」
「鬼の爪に裂かれて気絶して…あれ？」
二人が刀を収めるころには隊士たちが次々に起き上がった。
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ゆり(プロフ) - あの…舐めるとか刺激が強すぎるので※付けてもらえませんか… (2021年8月14日 2時) (
レス) id: 3faa843c0c (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - ohyutayaさん» 言いました！しかし本人は言った瞬間気付いておりません(^-^) (2021年8月8日 17時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ohyutaya(プロフ) - 私の煉獄さんってサラッとすごいこと言いましたね (2021年8月8日 17時) (レス) id: a99629f64d (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 晴琉-haru-さん» ありがとうございます(^-^)更新頑張って煉獄さんへの愛をぶつけていきますので、よろしくお願いします！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！夢主ちゃんにはいつでも瞬時に反応する煉獄さんです！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音
| 作成日時：2021年7月17日 16時
