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「っ！？」
炭治郎が槇寿郎に引き倒された。
「炭治郎！」
「止めてください！父上！」
止めに入った煉獄だが、父に対して本気にはなれないのだろう。弾き飛ばされた。
「い加減にしろ！この人でなし！」
炭治郎の拳を弾いて槇寿郎が後ろに下がる。
「さっきからいったい何なんだあんたは！」
「竈門少年…！」
槇寿郎は忌々しげに炭治郎を見る。
「お前が"日の呼吸"だからだ。俺はその耳飾りを知っている。書いてあった」
槇寿郎曰く、"日の呼吸"は"始まりの呼吸"でもあり、一番始めに生まれた呼吸で最強の御技である。そして、炎も水も風もそれを真似た劣化版ということだ。
「"日の呼吸"の使い手だからって調子に乗るなよ小僧！」
Aが顔を顰める。
調子になんて乗れるもんか。
炭治郎が煉獄にあんな重傷を負わせてしまったのをどれ程嘆いたか。自分の無力さにどれ程打ちのめされたか。
炭治郎は涙を流しながら槇寿郎に向かっていく。
「やめろ、少年！父は元柱だ！」
煉獄が叫ぶが遅かった。
何発も殴られる炭治郎。
その拳を止めたのは雨宮だった。
「ったく…お前らは」
「師範…！」
「追い討ちをかけてやる、槇寿郎。俺の弟子…こいつの双子の妹、竈門Aは…治癒の力の持ち主だ。お前ならこの意味がわかるな？」
槇寿郎が大きく目を見開く。
「この…小娘が…！」
ついにAの堪忍袋の緒が切れた。
「私の兄を離して、馬鹿男」
「なんだと！？」
煉獄はAの目が座っているのを見てギョッとした。
「初対面で挨拶もせず名乗りもせずいきなり罵声を浴びせて馬鹿なの常識無しなの？一番始めに生まれただの、劣化版だの…そういうの、必要？何で始めが偉いの？自分の呼吸と技に誇りも持てない老害が偉そうなこと言わないでくれます？」
煉獄と千寿郎は固まった。
炭治郎と雨宮は何故かドヤ顔を決めている。
「鬼殺隊の使命も父親としての使命も全部放り出した貴方に息子を侮辱する権利なんて微塵もないんですよ。というか私の煉獄さんを悪く言わないでくれます？ついでに兄も。文句しか言えないなら舌でも切り落としてしまえ」
そう言って走り出すA。
吐き出される言葉の羅列に槇寿郎が呆然とした。
「よーし、"アレ"だ！A！」
「っ！」
同時に炭治郎が頭を振る。
そして。
炭治郎の頭が槇寿郎に一直線。
Aの足は…男の、急所を捉えていた。
(勿論十分な手加減はした、と後にAは語る)
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ゆり(プロフ) - あの…舐めるとか刺激が強すぎるので※付けてもらえませんか… (2021年8月14日 2時) (
レス) id: 3faa843c0c (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - ohyutayaさん» 言いました！しかし本人は言った瞬間気付いておりません(^-^) (2021年8月8日 17時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ohyutaya(プロフ) - 私の煉獄さんってサラッとすごいこと言いましたね (2021年8月8日 17時) (レス) id: a99629f64d (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 晴琉-haru-さん» ありがとうございます(^-^)更新頑張って煉獄さんへの愛をぶつけていきますので、よろしくお願いします！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！夢主ちゃんにはいつでも瞬時に反応する煉獄さんです！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音
| 作成日時：2021年7月17日 16時
