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か細いその声は煉獄の耳にしっかりと届いていた。
「"深い仲"…？」
「……は、い……」
流石に妻問いをされたことは恥ずかしすぎて言えなかった。
煉獄は無言でAを見つめる。
"幸せな夢"が自分を深い仲…恋仲として家族に紹介する事。
それはつまり……
「…君は、俺とそういう関係になることを望んでくれていたのか？」
「っ………」
恥ずかしくて恥ずかしくて。
顔を覆ったままAはズルズルと壁づたいに座り込んだ。
それを追うように煉獄は膝をつき、Aの腕を掴んで顔から無理矢理引き剥がした。
「や……！」
「答えなさい、竈門少女」
「…っ、お、お断り、する予定だったんですっ…！私なんかには、勿体無い方だと…。でも、あの夢で…貴方の隣にいることの、幸せを知ってしまいました…炎柱様を、好いていると…自覚してしまいっ…！」
言い終わる前に煉獄にきつく抱き締められた。
「…っ、それは、答えを貰ったと思っていいのか？」
「…………はい」
小さな声で頷くと、煉獄は正面からAを見据えた。
「ちゃんと、返事をくれ。竈門少女…俺と恋仲になってくれ」
もう、隠し通せなかった。
嘘もつけない。
裁判ではあんなに憎いと思っていた煉獄。……どうしてこんなに好きになってしまったのだろう。
……私の負けだ……。
Aは心の中で白旗をあげた。
「……はい。お慕いしています、炎柱様。…よろしくお願いします…」
「っ、A！」
「う、ぐっ…！」
再び抱き締められたが、今度は離すまいというように腕に力が入っている。
苦しさに呻き声を上げればすぐに力が緩んだ。
「む、すまん！嬉しくてつい！」
「……は、恥ずかしい……です…」
「ふ、可愛い子だな。俺たちは今をもって恋仲だ。いいな」
「…は、はい…」
「では君を名前で呼ぼう。君も炎柱ではなく名前で呼んでくれないか」
「あ、あの…いきなり、名前は…失礼ですし、恥ずかしくて…れ、煉獄さん…で…」
「むぅ……慣れるまで、だぞ？いずれは名前で呼ぶように」
「……ぜ、善処は…します…」
なんせ、Aの頭の中は色々な情報とこの状況に、ある意味お祭り状態だ。
これで役職呼びから急に名前呼びにするなど…頭が沸騰してしまう。
「ふふ、やっと手に入った…俺のA。決して手離さぬ故、覚悟しなさい」
「…炎ば「A？」煉獄さん、悪い目してます…」
「気のせいだろう！」
煉獄はAの頬に手を当てる。
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ゆり(プロフ) - あの…舐めるとか刺激が強すぎるので※付けてもらえませんか… (2021年8月14日 2時) (
レス) id: 3faa843c0c (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - ohyutayaさん» 言いました！しかし本人は言った瞬間気付いておりません(^-^) (2021年8月8日 17時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ohyutaya(プロフ) - 私の煉獄さんってサラッとすごいこと言いましたね (2021年8月8日 17時) (レス) id: a99629f64d (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 晴琉-haru-さん» ありがとうございます(^-^)更新頑張って煉獄さんへの愛をぶつけていきますので、よろしくお願いします！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！夢主ちゃんにはいつでも瞬時に反応する煉獄さんです！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音
| 作成日時：2021年7月17日 16時
