13 ページ15
『此処が私の家です。』
「広くね?」
『褒めても何も出ませんよォ』
きゃぴきゃぴ。
『入って下さい。私は男連れ込んでるの見られると立場悪いんですよ。』
私に背中を押されて、素直に玄関で靴を脱ぎながら半間が聞く。
「何で?二股掛けてんの？」
にやにやしながら聞くな、性悪!!
『違いますし。そんな男癖悪くないですよ。』
『それ言うなら、あんたの方が女の家行ってるってなったら立場悪いんじゃないんですか？』
それと、ここから本題な。
『因みに兄ちゃんよォ、最高何股だィ？』
「ざっと二桁ってとこだなァ。」
『お主も悪よのぅ』
「お代官様こそォ、悪ってもんじゃねェんですかィ。」
『それを言っちゃァお終めェよォ』
「お前ェは何股だィ？人に聞いといて自分言わねェは無しだぜィ」
『わっちかい？わっちは十五、ってとこでありんすねぇ』
「そうかィ、そうかィ。」
急に真顔になんなｗｗ
半間くんよｗｗ
「オレ等、何してんだろうな。」
『。ん゙っ、ふwwwwww』
「人んちの玄関でな。」
『ん゙、っふふふふふ』
「何で時代劇してんだろうな。」
『急に真面目キャラになんなww私がおかしいみたいだろ。』
『とりま、家の中入れ。近所の人の目が絶対零度になってきてる。』
「近所の人、居ない件について。他の人には見えないものが見えてます!?イケメン幽霊に口説かれて私、どうなっちゃうの?!、好評発売中!!(裏声)」
『ラノベwwwラノベ風にしないでwwほんとお前止めろww腹筋がｯ腹筋がァアァァアアァ!』
私が、ヒーヒー言いながら家に入る。
そうすると、おもむろに半間がソファーに座る。
おい、私ﾝ家だぞ。
「まァま、おくつろぎなすって。」
『え、待って、家の占有権盗られたんだけど。それにしても、ソファーに座る早さ…!オレでなきゃ、見逃しちゃうね。』
「wwwww、リモコンどこ〜?取ってくんね、メイドさん?」
『かしこまりました、御主人様、じゃねーんだよｯ!』
リモコン?
あぁ、ムカついたから顔面向かってぶん投げといたよ。ははｯ
キャッチされたけどね。ははｯ
もー、ほんとに私等何やってんだろ。
『仕切り直して、ゲームしよ？』
「お、どんなゲーム?」
『ホラーゲームと格闘系どっちが良い?』
「ホラーって二人で出来なくね?」
『出来るんだなこれが!!追いかける側と逃げる側に分かれるんだ。』
「鬼ごっこみたいな感じか。」
『て、事でスタート!!』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てんごく | 作成日時：2023年11月20日 16時
