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もちろん、はい、でしょ。
それ以外の選択肢無いっしょ〜!
ほらね、
「ぇ、マジ?いーの?」
乗り気。私のゲームの練習相手にして、何時も優に負けてる分、勝ってやるんだから!!
『良くなかったら言ってないし。』
「、確かに。じゃぁ、秋元ちゃんの家、行くワ。」
『交通費は貴方が出して下さいね。』
「奢られるつもり無かったんだけど、。酒ある?」
『、飲むの?』
『何歳?』
「んー、飲む。年齢は秘密。」
学生か?学生なんだろ!!
『良いですよ。缶チューハイとかで良ければ。』
「酔った勢いで襲っちゃっても文句言うなよ。」
『…、今後一切女抱けない身体にするだけなので大丈夫です。』
「おー、怖。じょーだんだろ。」
『貴方は女慣れしてそうなんで、予防線張っとこうと思いまして。』
「酷くね?オレが近寄ってんじゃなくて女が近付いて来るだけなんだけど。」
『モテ自慢ですか、殺しますよ』
「殺害予告こっわ」
笑いながらよく言うわ。
『てか、貴方と歩いてたら刺されるとかありませんよね。女の子とかに。』
一息置いて続ける。
『私の修二に近づいてんじゃ無いわよ!!((裏声))みたいに。』
「あるワケ、…、ねー、だろ。多分」
『多分って言ったの聞こえたんだけど。』
『男避けで1枚写真一緒に撮ってくれません?イチャイチャしてる感じのやつを。』
「いーよ。秋元ちゃんの頼みなら幾らでも♡」
『じゃぁ、構図何ですけど、その、刺青を見せびらかすように私に後ろからハグしてくれません?そこで軽く私の首に手を添えて、パチリ、です。』
「おっけー、こーでいーの?」
『はい。じゃ、撮りますよ。さん、にー、いち、』
「ん〜。」
パシャッ
『撮れた。』
「見せて」
『いーいーよー。』
「あーりがとー」
『結構良くない?私これからナンパされたらこれ見せるわ。』
「そもそもナンパされないように、オレがずーっと一緒に居てやろうか?」
『告白ですか?そういうのは本命にしてあげて下さい。』
そう言い、夜も深まってきて寒いので早く家に帰ろうと歩を早めた。
後ろに居た男から見えた彼女の後ろ姿は、今までで1番、愛おしく思える色だった。
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作者名:てんごく | 作成日時:2023年11月20日 16時