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かちゃ、と部屋のドアを開け中に置いてあるベッドに竜胆さんを寝かす。
少し、遠慮がちだったけど。
私は早く応急処置の道具を探そうとタンスを漁っていた。
私はあまり応急処置とかはしないで病院に向かってしまうタイプなのでかなり奥の方に緊急箱は封印されていた。
それを掘り出し、蓋を開けた。
完璧な状態の包帯や、消毒液などが私を見詰める。
その中から、ガーゼと消毒液、包帯を出して竜胆さんの横に並べた。
「治療、してくれるんですか、。」
『まぁ、病院に行くと思いますからお医者様の困る様な治療は出来ないですけど、。』
『あと、この消毒液、とっっっっても染みますから覚悟して下さいね。』
きゅ、と口角を上げ言ったら竜胆さんが口元を、ぴくりと引きつらせた。
そんなに怖かったかな?、ん？
ガーゼに消毒液を出し、傷口を抑える。
私まで痛くなって来るくらい傷口が痛そう。
「、っ、」
染みるようで、顔を少し歪ませる竜胆さん。
ですよね。
凄いエタノールの匂いするもん。
出来るだけ早く、処置を終わらせ包帯を巻こうとする。
その時、
ドアが物凄い音を立てて、蹴破られた。
「、兄貴っ！」
「竜胆っ！」
蘭さんの登場だ。
蘭さんは、竜胆さんの足にある傷を見ると、駆け寄り私を押し退け、竜胆さんの横に息を切らせたまま座った。
「っ、竜胆！、これは、何かされた、？こいつに?!」
「兄貴、違う、この人は、」
その言葉を聞いても、蘭さんは落ち着きを取り戻さなくて。
私をぎろ、と睨み付けて近寄ってきた。
ご尊顔が近くに。
と、急に視界が反転し天井が見える。
蘭さんに、押し倒されていた。
悪い意味で。
きゅんとしない、命に危機を感じる意味で。
馬乗りにされ、がっ、と首を掴まれる。
まだ、力は入っていないが、蘭さんが殺そうと思えば私は簡単に死ぬだろう。
そんな状態。
「竜胆に、何した?」
「っ、兄貴っ！だから、違うっ、」
「竜胆は黙ってろ。兄ちゃんが何とかする。」
『私は、ｯ、何も、。ｯ。』
ぎり、と手に力が入り私の首を締める。
生理的に涙が出てきた。
首の血管が膨張して、頭がくらくらしてくるのが分かる。
『私は、ｯ』
「オレ等の顔見て近付いて来る奴らは居ない。」
何せ、この顔だもんな。そう言って自嘲的に笑う。
「お前も、口では綺麗事吐きながら腹では何か考えてんだろ?」
何も思わねぇとか有り得ねぇんだよ
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まゆ - お返事ありがとうございます！！私なんかの意見でよければ是非お願いします！！ボードでいいでしょうか？ (4時間前) (
レス) id: e4a4033c2e (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - まゆさん» 本当ですか?!有難うございます!!めっちゃ嬉しいです!それと、出来ればで良いのですが、ボードなり何なりでお話致しませんか?読者様の意見が聞きたくて…、。更新頑張りますね!! (5月9日 10時) (レス) id: d31d16bd17 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初コメ失礼致します！！お話めちゃくちゃ最高です！！こういうの待っていました！！梵天が大好きなので続きが楽しみだし私の癒しになっています♪更新頑張ってくださいね応援しています！！ (5月9日 1時) (レス) @page37 id: e4a4033c2e (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - ミルクティーさん» え、ありがとうございます!!面白いと言ってくれるとは…！読んでくださり有難う御座います!! (4月4日 10時) (レス) id: d31d16bd17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - なんですか？これ！？最高に面白いですね！？ (4月4日 10時) (レス) @page34 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんごく | 作成日時：2023年12月20日 9時
