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竜胆さんの、細い足首に
廊下に、飾ってあった重そうな壺が。
落ちて来た。
うそ。何で柵とか付けてないの?
今運んでた資料にあった?
「、はっ、！、っ、ぃ、あ゙ｯ、…！」
がしゃ、と竜胆さんの足首に当たり粉々になった壺。
それが嫌にスローモーションに見えた。
それと同時に、す、と顔から血の気が引く。
嫌な意味でどくどくと心臓が煩かった。
痛さを堪える様に、浅く早く呼吸を繰り返す竜胆さんに近づき、怪我が軽い事を祈るが
あんな大きな壺が当たったのだから、祈りは虚しく
竜胆さんの足首に咲いた細長い真赤な花に吸い取られていった。
病院、行かなきゃ。でも此処、知らされて無いけど反社。反社会的勢力。しかも、梵天。
と、取り敢えず、応急処置を。部屋に戻ったら、何か、なにかあるだろう。
『、立てますか。私、肩貸しますから。簡単な処置をしておこうと、思いまして。』
腰が抜け、座り込んでしまった自分の体を叱咤しながら竜胆さんを立たそうと横に移動した。
すると、竜胆さんが小さい声で言った。
「、俺、知り合いに連絡して行くんで、。貴方の怪我が大丈夫だったら、そんな気使わなくて良いすよ。」
『、でも、出血が酷いし。骨も折れてるかもしれないですし…。そりゃ、私じゃまともな処置は出来ないと思いますけど…、』
『私は、運の良い事に怪我は無かったので、担いでいくとかは出来ないですけど、支えるくらいなら、。』
「大丈夫、です、ｯ、立てますし、ｯ、ぐ、」
無理に立とうとしてやはりまた座り込んでしまった。
こんな世界だから、私の事は信頼出来ないかもしれないけど。
お節介だと思ってやらせてほしい。
『やっぱり、無理ですって。手、貸しますから立って下さい。』
手を出すと、控え目に握られたがそれだけでは支えが足りないようで強く握り直された。
やっと立ち上がった竜胆さんに、肩を貸して私の部屋へ歩く。
『あの、お名前は?私、峰山 Aと言います。』
「、灰谷、竜胆です、。峰山さん、こんなに有難う御座います。」
『いえ、ぁ、着きました。』
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てんごく(プロフ) - まゆさん» 本当ですか?!有難うございます!!めっちゃ嬉しいです!それと、出来ればで良いのですが、ボードなり何なりでお話致しませんか?読者様の意見が聞きたくて…、。更新頑張りますね!! (3時間前) (
レス) id: d31d16bd17 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初コメ失礼致します！！お話めちゃくちゃ最高です！！こういうの待っていました！！梵天が大好きなので続きが楽しみだし私の癒しになっています♪更新頑張ってくださいね応援しています！！ (5月9日 1時) (レス) @page37 id: e4a4033c2e (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - ミルクティーさん» え、ありがとうございます!!面白いと言ってくれるとは…！読んでくださり有難う御座います!! (4月4日 10時) (レス) id: d31d16bd17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - なんですか？これ！？最高に面白いですね！？ (4月4日 10時) (レス) @page34 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - 梅桜さん» 私も梵天好きです！！更新頑張ります!! (2月14日 7時) (レス) id: d31d16bd17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんごく | 作成日時：2023年12月20日 9時
