28 竜胆side ページ29
いつもの夕方、だった。
粛正。いつもの仕事。
でも、今日だけは、その日だけは違う。
夢か幻か。そう思ってしまいそうで。でも、本当のこと。本当に起こったこと。
そんな確信が合った。
日の当たらないビルの中で、1人、輝いていた。
月の様に凛とした美人。でも、光が当たらなくても輝ける様な中からの煌めきを秘めていた。
その人が、1人で、知らない人に連れられて、迫られる。
その現場を見てしまって、どんなに声を上げたかった事か。
助けて、それで。
それで?
俺の思考は此処で止まった。
俺が助けに入って喜ばれる、とでも思っていたのか?
九井に向けていた優しさが俺にも等しく向けられるとでも?
でもそんな考えは、九井に向けた言葉で打ち払われた。
お世辞、冗談、からかい、皮肉、どれとも違う。
心からの怒り、本心からの同情。
そんなものに触れたのは初めてに等しかった。
でも、少し出遅れたようだ。
先に女神の恩恵を受けたのは仕事の同僚、九井 一。
俺は何処までも情けなくて。輝きで目が潰されないように、物陰から見る事しか出来なかったのだから。
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まゆ - お返事ありがとうございます！！私なんかの意見でよければ是非お願いします！！ボードでいいでしょうか？ (8時間前) (
レス) id: e4a4033c2e (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - まゆさん» 本当ですか?!有難うございます!!めっちゃ嬉しいです!それと、出来ればで良いのですが、ボードなり何なりでお話致しませんか?読者様の意見が聞きたくて…、。更新頑張りますね!! (5月9日 10時) (レス) id: d31d16bd17 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初コメ失礼致します！！お話めちゃくちゃ最高です！！こういうの待っていました！！梵天が大好きなので続きが楽しみだし私の癒しになっています♪更新頑張ってくださいね応援しています！！ (5月9日 1時) (レス) @page37 id: e4a4033c2e (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - ミルクティーさん» え、ありがとうございます!!面白いと言ってくれるとは…！読んでくださり有難う御座います!! (4月4日 10時) (レス) id: d31d16bd17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - なんですか？これ！？最高に面白いですね！？ (4月4日 10時) (レス) @page34 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんごく | 作成日時：2023年12月20日 9時
