夜兎の女がコナンの世界へ！なんてふざけてんのかぁぁぁあ！！！

9話，トリップぅぅ！？ ページ10

安室side





貴『私…トリップして来ちゃったです』

…はぁ？

安「トリップ…って旅行ですか？」

貴『いや…そじゃなくて…なんか別次元から来ましたみたいな？つまり別の世界から来たんですよ』

いや…しかし…
でも彼女がいってたものは何も知らない。

安「君がいた世界について教えてもらってもいいかい？あと、君のことも。口は堅いから安心して」

貴『…フンっ。通報はゴメンよ？』

ええ、と返事する。
僕が警察ですけどね。

貴『まず私の名前はA。苗字はないの。24歳。そんで、攘夷志士で夜兎族の一人。ここまでおけ？』

安「おけじゃありません。攘夷志士と夜兎族について教えて下さい」

貴『マジでそこも知らないわけ？まず攘夷志士は後で言うわ。で、夜兎族って言うのは宇宙最強の三大傭兵部族の１つで半端なく強い。スピードもパワーも普通の人間の何倍もある。透き通るような白い肌が特徴。あとは日光が苦手だから番傘を持っているわね。私もだけどみんな謎にチャイナ服着てるわ。そしてめちゃくちゃ食べる』

安「はい」

貴『で、次に私がいた世界ね。生まれは夜兎の星だったんだけど出稼ぎに地球の江戸に来たのよ。で、江戸は戦争してた。天人。私のようなまぁ宇宙人ね。それが地球に攻め込んで来た。幕府は早々に降伏しちゃって江戸の町には天人が踏ん反り返った。攘夷志士っていうのはその幕府を倒し、天人を追い出さんとする人々。私は天人だけど攘夷志士。だからテロリストね。かなり強いグループにいたから真選組、武装警察にも指名手配されててねー』

安「…何故天人？なのに自分を排除する人々の仲間に？」

貴『ああ、それは警察コノヤローにプリン取られたから…と言いたいけどまぁ事実だけどすっごくあいつぶん殴ってやりたいけどそうじゃなくて…』

安「そうじゃなくて？」

貴『…私は両親が大好きだった』

いきなりなんだ？

貴『夜兎には親殺しっていうのがあるのよ。私は両親が大好きだったから当然抵抗したわ。そしたら今度は私が殺されそうになった。それを見た両親は工夫して自ら死んで親殺しの状態を作った』

安「な！？」

貴『2人は地球、特に江戸のある日本を大切にしててね、今度は私がこの国を守るって決めた。私は夜兎が憎い。戦いを望む本能。その血が流れている私が憎い。出稼ぎも嘘。命に代えても日本守る。その為に来た。その為に攘夷志士なった。だから、私は仲間の待つ所に帰らないといけない』

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