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その人が気になるとか、恋をするとか。
それって単純に見えてすごく複雑だと思う。
『 好きになっちゃった、 』
その言葉を伝えた彼にどれほどの覚悟があったのかは分からないけれど、真剣な眼差しに私の気持ちはぐらりと揺れたのだ。
「 私も、すき⋯かも 」
曖昧に返したのは、きっと私の中の理性がほんの少しだけ働いたからで、でもやっぱり抑えられなかった私の中の「好き」という気持ちは、彼の唇によって奪われたのだ。
『 Aちゃん、あと5分 』
「 、うん 」
『 おれに時間ちょーだい 』
2人きりの車内。外には沢山のスタッフさん達。
少し奥には私のマネージャーさんも立っていた。
そんなスリルしかないこの車内で、紫耀くんは2度目のキスを私に落としたのだ。今度は少し長くて、甘ったるいキスだった。その先を求めてしまうような、そんな感じ。
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美紀(プロフ) - キンプリ大好きです最高ですコロナウイルスと最近温度差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年9月22日 23時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年9月14日 10時