ぞっこん ページ1
いじわる × 年下彼女
your side
「伊藤さん！」
「 … 」
今日はお仕事が増えているなかでの珍しい休日
伊藤さんのお家にきたのはいいものの、肝心の伊藤さんはかれこれ1時間ほど漫画と向き合ったまま
呼びかけても返事すらくれない彼
「 折角お家に来たんだから話しましょうよー！ 」
「 あと少し待ってください 」
あ、返事した。
「 さっきも聞きました！その言葉！ 」
もうこんなんじゃ埒が明かない！！
意地でもかまってもらいますからね！！！
あ！そうだ！
部屋の隅でちんまり漫画を読んでいる彼にいたずらしよう！そうしよう！
早速彼に近づいて黒色の綺麗な髪を触ってみた
「 やっぱり伊藤さん髪の毛きれいですねー！ 」
「 それなりには気を使っているので 」
「 やっぱりそうですよね ヘアケア教えてくださいよ！」
「 また今度 」
会話終了、はやすぎない？
ここに居るのになんで教えてくれないんだよ！
伊藤幸司手強いよ！
こんなに待ってるのに伊藤さんはつめたいよー
正直心はぼろぼろ、かまってほしい、さみしい
もうやりたいことしちゃえ！
伊藤さんの白くて骨ばった手から漫画をとりあげる
「 ちょ、何するんですか！ 」
伊藤さんは驚いた顔でいう
やっぱりおめめ大きいなとか思ってしまう私はもう伊藤さんに心底惚れているんだろうな
漫画は置いて伊藤さんの手を握る
はぁ、あったかい
「 伊藤さん、すきです 」
目をみてなんとなく言ってみた
嘘偽りのないこの言葉、面と向かって言うのはやっぱりはずかしいな
自分で言っておきながら顔があつい
「 だから、ぎゅーしたいです 」
はずかしすぎる、消えたい、なんとか言ってよ
伊藤さんはひといきつくと
「 困った子ですね 」
そう言いながらも伊藤さんは少し笑ってる
笑顔もかわいい、すき
手を広げて近づいてくる彼、待ってたこの時間
やさしく抱きしめてくれる伊藤さん
いい匂いする、あーしあわせだー
脳がとろけそうなくらい喜んでいるのを実感する
「 こっちむいて？ 」
いつもの敬語からはくだけた口調
すっかり伊藤さんのペースだ
「 え、」
え、伊藤さん顔が近い、綺麗なお顔が近すぎる
こんなのちゅーしちゃうよ、待って待って伊藤さん
そう思っても伊藤さんは待ってくれない
「っ、」
ちゅーしてしまった
尋常ではないほど体温があがる
いつもみたいに左の口角をあげてひとこと
「 ちゃんと待ててえらかったね 」
伊藤さんはきょうもずるい
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り の(プロフ) - ひなのさん» そういってもらえてとってもうれしいです (；；) これからも自分のペースで更新させていただきます~！！！ (2022年3月14日 20時) (
レス) id: 3e3e8e40d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの - ほんとに最高です!!!💕次の話も楽しみにしてます！ (2022年3月14日 19時) (レス) id: 37ba71be81 (このIDを非表示/違反報告)
り の(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます~！ 🙇🏻♀️♡ ご指摘ありがとうございます！うれしいお言葉ありがとうございます！ 😮💨💞 これからも自分のペースで書いていきたいと思います ㅠ_ㅠ (2022年2月20日 19時) (レス) id: 3e3e8e40d8 (このIDを非表示/違反報告)
るな - はじめまして！楽しませていただいています！ただ気になったのですが、yousideではなくyoursideではないでしょうか...？関係ない指摘すみません、これからも楽しみにしています♡ (2022年2月20日 18時) (レス) @page1 id: 05ae4cdad9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：り の | 作成日時：2022年2月19日 10時
