寝起きのプリンセス ページ25
あまえた × 寝起き
your side
今日はこうじくんの家に泊まりに来ている
こうじくんは隣でかわいい寝息を立てながら寝ている
私はなんだか眠れず、こうじくんを起こさないように布団から出る
そのままキッチンの方へ
視界に入ったのはアップルティーの茶葉
私がすきって言ったから買ってくれてたんだ
彼に対する思いがまた大きくなる
大きな音を立てないようにアップルティーをつくり
ひとくちのむ
なんだかいつもより甘く感じる
きっとこうじくんの優しさ効果だな
すると布団の方からごそごそと聞こえる
「 Aちゃん 」
「 起こしちゃった？」
「 なんかAちゃんが隣にいない気がした 」
目をこすりながらこうじくんは言う
「 なにそれ、かわいいね 」
こうじくんは1歩私につめよる
心無しか頭がこちらにむけられているような
「 どうしたの？ 」
聞いても答えず、またこちらに近づいてくる
撫でて欲しいのかな
こうじくんの頭の上に手を置く
「 ふふ 」
こうじくんのお顔がゆるゆるになる
合ってたのか、かわいい
こうじくんはこちらをちらちら見ている
次は何してくれるのって顔してる
こうじくんのもちもちのほっぺたを掴む
「 にょっと、あにゃてゃ 」
「 上手に喋れてないよ 」
こうじくんはお前のせいだと言いたげな顔
手を離す
「 まだ起きとくの？ 」
「 こうじくんねむたいでしょ 」
「 全然そんなことないけど 」
嘘つけ、さっきからあくび噛み殺してるのバレてるよ
「 素直な子がすきだなー 」
「 ねむたいです 」
ここまで即答だとおもしろい
「 じゃあねよっか 」
こうじくんの手を引っ張って布団までお姫様みたいにエスコートする
こうじくんうれしそう
こうじくんと一緒にひとつの布団に入る
布団の中でこちらに寄ってくる
まだなにか欲しそうな態度
「 今日はぎゅーしながらねる？ 」
「 まあ、いいけど 」
待ってましたと言わんばかりに手を広げるこうじくん
あったかくて、鼓動が伝わってくる
こうじくんの心臓はどくどくと大きく動いている
「 こうじくんどきどきしてる？ 」
「 なんのこと 」
そういってそっぽむくこうじくん
変なとこで意地張るんだから
「 僕より後にねてね 」
「 うん、わかったよ 」
こうじくんの口角はすこしあがったまま
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「お笑い芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
り の(プロフ) - ひなのさん» そういってもらえてとってもうれしいです (；；) これからも自分のペースで更新させていただきます~！！！ (2022年3月14日 20時) (
レス) id: 3e3e8e40d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの - ほんとに最高です!!!💕次の話も楽しみにしてます！ (2022年3月14日 19時) (レス) id: 37ba71be81 (このIDを非表示/違反報告)
り の(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます~！ 🙇🏻♀️♡ ご指摘ありがとうございます！うれしいお言葉ありがとうございます！ 😮💨💞 これからも自分のペースで書いていきたいと思います ㅠ_ㅠ (2022年2月20日 19時) (レス) id: 3e3e8e40d8 (このIDを非表示/違反報告)
るな - はじめまして！楽しませていただいています！ただ気になったのですが、yousideではなくyoursideではないでしょうか...？関係ない指摘すみません、これからも楽しみにしています♡ (2022年2月20日 18時) (レス) @page1 id: 05ae4cdad9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：り の | 作成日時：2022年2月19日 10時
