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『ぁあぁぁー。オンニ、あと1分…』

「知ってるよ笑
隣にいて一緒に時計みてるじゃん笑」

『今度挨拶行かなきゃー泣
BoA先輩に、東方神起先輩に、えーっと。』

「わかってるよ笑」

『どうする？どうして今まで挨拶しなかったんだって言われたら。あー、怒られたらどうしよう』

「わかった、わかったから、
あ。公開されたよ」

『え？うそでしょ？うわ、再生回数一気に増えてる。うわうわうわわわ』

「…。」

『すごい…』

自分たちじゃないみたい
広い草原の中で歌ってる私たち
儚げに、でも芯が通ってる。


私たちが歌った歌だけど、すごいと思った


…あなたがどんなに悪い人だって
たくさんの人たちからどんなに恨まれてたって
私はあなたを嫌いになれない
なぜなら、あなたがわたしにしてれたたくさんのことを覚えているから
あなたのぬくもりを覚えているから
信じてる…


じんわりと響くオンニの声と私の声のハーモニー。


最後は、女の人と男の人の手が離れて
私のアップ、涙を流しておわり。


草原の緑がだんだんと灰色になって
濃い青の字で


IBIS


わたしたちの名前が出た。


気付くとオンニが泣いてた


「A、わたしたちちゃんと頑張ろうね
これからたくさん辛いことあるかもしれないけど、二人だったら乗り越えられるから。」


なんか、よくわからないけど
オンニの熱弁スイッチが入っちゃったみたい笑


『うん、そうだね！わたしも頑張るね！』

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